自社のネット通販サービスについて「今あるネット通販サービスをさらに拡大したい」あるいは「今後の新規事業でネット通販サービスを始めたい」という方は、どのようなECプラットフォームを選べばよいのかお困りではないでしょうか?

ただし、複数の選択肢があるプラットフォームの選び方にはポイントがあります。それは、それぞれのプラットフォームのメリットやデメリットを把握しておくことです。そのためには、自社として希望する価格やカスタマイズ方法などを明確にしておくことも重要です。

今回は、「ebisumart」を提供する株式会社インターファクトリーの監修のもと、複数あるプラットフォームを比較をしながら解説します。プラットフォームの特徴や、最近注目を集めるクラウド型パッケージをマスターし、自社のネット通販サービスの運営に役立ててください。

ECサイトを運営する際によくある課題

サイトの管理に手間がかかる

EC事業はサイトの運営に限らず、商品の入庫から出庫の手続きまで、想像以上に時間と労力が奪われます。

商品管理はシステムが複数にまたがり、作業が煩雑になることもあるでしょう。決済処理には商品管理システムと別に作業することもあり、ECサイトの管理にはとても手間がかかります。

顧客情報を扱うため、セキュリティ面が心配

ECサイトの運営には個人情報や決済、配送など、情報管理が重要です。それぞれの管理には別々のサービスやツールを横断的に使うことも多く、セキュリティ対策を個別に行わなければなりません。

特にアップデートが頻繁にされないオンプレミス型のシステムや自社構築のシステムの場合は、脆弱性が課題となります。

サービスが多様で適切なプラットフォームがわからない

上述の課題を解決するために、業務フローの整理や、プラットフォームを乗り換えを検討するものの、ECプラットフォームの種類は非常に多様です。

また、種類ごとにメリット・デメリットも異なるため、自社にとって最適なサービスはなにかを選ぶこと自体にも苦労することがあります。

次は5つのプラットフォームを比較しながら、それぞれの特徴について解説していきます。

プラットフォームの種類と特徴

ECサイトを構築するためのプラットフォームには大きく分けて「フルスクラッチ」「パッケージ」「ASP」「オープンソース」の4種類があります。さらに、最近ではこれらのプラットフォームに加え「クラウドEC」に注目が集まっています。

「クラウドEC」を使った『ebisumart』を提供するインターファクトリー社によると、ECサイトは事業規模に応じてカスタマイズが可能な「拡張性」や常に最新環境を保てる「最新性」、セキュリティや安定した稼働を実現する「安心性」に優れている状態が理想であると言います。

「拡張性」「最新性」「安心性」の視点から、それぞれのプラットフォーム型の長所と短所を確認してみましょう。

https://ferret.akamaized.net/images/5b8ce250fafbd81d5000000d/original.jpeg?1535959632
参考:
インターファクトリー社資料からferret作成

フルスクラッチ

システム開発でゼロからサイトを構築する手法で、自社のビジネスに完全にマッチする要望通りのサイトが構築できます。一方で導入コストは高額になり、構築に時間もかかる場合があります。

仕様変更などに都度対応できるメリットはありますが、かなりの費用を投入できる企業に限られるでしょう。

国内ECサイトのフラッグシップであるユニクロやZOZOTOWNなどが採用しています。

パッケージ

機能が盛り込まれたパッケージを利用して構築する手法です。

初めからある程度の機能が用意されているために、足りない機能を自社で追加することで、自由度の高いECサイトの構築が可能です。ただし、サーバー設計やインフラ管理は自社でする必要があります

「ecbeing」や「コマース21」などが代表的です。

ASP

ショッピングカートなどの共有サービスを利用して構築する手法です。

各社が提供するサービスを月額契約などでレンタルして構築することが多いために、費用を抑えられるのが特徴です。また、ブラウザ上で素早く構築できる、自社のサーバへのインストールが不要で、システムが常に最新の状態に保たれるなどのメリットもあります。

ただし、提供元からレンタルしているため、カスタマイズができず、容量にも上限があるなど、自由度が制限されるというデメリットもあります。

ネットショップ構築の「Make shop」や「STORE.jp」が有名です。

オープンソース

ライセンス費用がかからず、無償でデザインやカスタマイズが自由に構築できる手法です。

安価で構築でき、多くのプラグインが用意され、機能拡張が簡単というメリットがありますが、バグやセキュリティの問題を自社で解決する必要があります。障害が発生してもオープンソース提供元ではなく、事業者側に責任が発生するため、自社でシステム構築が可能で、保守・運用できる会社に向いています。

「EC-CUBE」や「Magento」が代表的なサービスです。

全ての機能が揃うクラウドEC

ネット通販サービスを作る際、自由度の高いデザインを実現したい、しかし時代に合わせて最新性も妥協をしたくない、またセキュリティ対策はばっちりしておきたい、など多くの課題を持っている方も多いのではないのでしょうか?

こうした様々な課題を解決してくれるプラットフォームが「クラウドEC」なのです。

ASP、フルスクラッチの課題を解決するクラウドEC

クラウドECは「拡張性」「最新性」「安心性」の各面で、他のプラットフォームより優れています。

APIを公開しているので、カスタマイズが可能なために、「拡張性」に優れています。また、クラウドで管理されているためにシステムの「最新性」も維持できます。

1社がセキュリティ面でアップデートすれば他のユーザーにも反映されるため、セキュリティ面の「安心性」もあります。

特に次に紹介するクラウド型ECプラットフォームの「ebisumart」は「拡張性」「最新性」「安心性」の全てを実現しています。

クラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」とは

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株式会社インターファクトリーは、クラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」を運営しています。クラウド型のECプラットフォームとして、500サイト以上の導入事例があります。

ebisumartは外部システムとの連携が可能で、クラウド型のために1社のセキュリティ対策が全てのユーザーに適応され、常に最新の状態にアップデートされます。
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セキュリティ基準の高いC社の基準を満たすことで、ebisumart全体のセキュリティ基準が向上します
参考:
インターファクトリー提供

特に他のクラウド型に比べ、数多くのAPIが公開されており、拡張性に優れていることが特徴です。

APIの公開数が業界トップクラス

ebisumartは公開APIが700を超え、業界トップクラスの拡張性があります。
APIが豊富に公開されているメリットは以下のように挙げられます。

・自社の戦略に合わせて必要な機能をカスタマイズできる
・外部連携も多数対応可能
・EC事業者の他にパートナー企業もカスタマイズ可能
・他サービスのシステムとも連携可能

他サービスのシステムと連携することで、「既存のサービスを生かしたまま、ebisumartを利用する」といった使い方も可能です。

参考:
ebisumart

自社サイトを拡大したい場合も柔軟に対応可能

  
EC事業が抱える課題として「既存システムが邪魔をして、新機能を盛り込めない、取り組めない」ということがあります。ASPやパッケージ型では機能が陳腐化してしまい、計画と異なる場合に追加発注しようとすると、高額の請求や時間がかかる場合があります。

しかしクラウドは拡張に優れており、公開されているAPIを使うことで自社で機能を安価に追加できる利点があります。
特にebisumartでは年間に190回のアップデートを繰り返しており、マーケットニーズを迅速に反映し、「最新性」「拡張性」の面で特徴があります。

これらの機能やAPIの豊富や公開数により、ebisumartは事業拡大の際に柔軟に対応できます。例えば、現在は月商が500万ほどだけれど、将来的に1000万を目指したいといった業務を拡大したい場合にも随時オプションをつけることで、事業規模に合わせた拡張が可能です。

自社でサーバを運用するオンプレミスで拡張する際は、最初の構築段階からある程度予測の上で環境を作る必要があります。

一方でクラウドECであるebisumartは使った分だけ請求されるため、金額が計算しやすく、インフラ環境を気にする必要がありません。

料金プラン

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ebisumartは従量課金、固定課金、レベニューシェアプランの3種類の料金プランがあります。

従量課金はサイトへのアクセス数によって利用料金が変動します。まだECサイトを始めたばかりで、アクセス数が読めないといった場合には利用してみると良いでしょう。

固定課金プランは料金を固定することで、アクセスが集中する月も費用が増えることがなく、安定した予算を組むことができます。

レベニューシェアプランはサイトの売り上げに対して、一定の料金を支払うプランです。プロモーション施策や開発費用の一部をebisumartが負担しながらサイトを成長させることで、売り上げを伸ばしてくプランです。

詳しい料金についてはebisumartに問い合わせましょう。

まとめ:ECパッケージの運用でクラウドECを試して見よう

今回は、複数のECプラットフォームを比較しながら「クラウドEC」システムの紹介をしてきました。

ECサイトを構築するためには、複数あるプラットフォームそれぞれのメリットやデメリットを把握しておくということがポイントです。また、自社のECサイトを運営するにあたり、希望する価格やカスタマイズ方法などを明確にしておくことも重要です。

数多くあるプラットフォームの中でも、今回注目したクラウド型ECプラットフォームの特徴とは、「拡張性」「最新性」「安心性」全てを実現し、より満足度の高い自社ECサイトを作れることがメリットです。

ぜひ、今後「クラウドEC」システムを検討してみてはいかがでしょうか。