2024年デジタルトレンド白書|フリマ市場やハンドメイド販売サイトなどの調査データまとめ
様々な業界の最新トレンドやサービスの特徴、ユーザー動向などに触れると、マーケティング施策のヒントや新たな気付きが得られます。
この記事では、株式会社ヴァリューズの資料『デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編』の中から、フリマ市場や低価格ジム、ハンドメイド販売サイトなどに関する調査データをピックアップしてご紹介します。
2024年に利用されたサービスやWebサイトの動向を知り、マーケティング施策に役立てたい方はぜひ参考にしてください。
この記事で紹介しているデータは、あくまでも株式会社ヴァリューズによる調査データです。
目次
- フリマ市場の比較調査|メルカリとYahoo!系サービスの違いは?
- 低価格ジム「chocoZAP」のアーリーアダプターの特徴とは
- 人気ハンドメイド販売サイト3社の特徴を比較
- トレンドを押さえてマーケティング施策のヒントを学ぼう
▼ライフスタイル・消費トレンドの詳細はこちら
Dockpit:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
2024年の様々なサービスやユーザーの動向に関する調査データをまとめて紹介します
フリマ市場の比較調査|メルカリとYahoo!系サービスの違いは?
フリマサービスとは、ユーザーが個人間で商品を売買できる仕組みです。2024年は、「メルカリ」や「Yahoo!フリマ」、「Yahoo!オークション」などのフリマサービスがよく利用されました。
ここでは、メルカリとYahoo!系サービスの利用傾向の違いに関する調査データをご紹介します。
メルカリはユーザー数が多く、Yahoo!オークションはアクセス数が多い
Web上の行動について分析できるツール「Dockpit」を用いた調査によると、2024年2月における月間ユーザー数はメルカリが3,930万、Yahoo!オークションが2,210万、Yahoo!フリマが1,660万となっていました。
出典:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
このデータから、メルカリの特徴としてユーザー数が多く、数多くの人に商品を見てもらいやすいことが考えられます。
以下のデータは、各フリマサービスにおけるユーザー1人あたりのサイトへのアクセス回数を比較したものです。1人あたりのアクセス回数が最も多いのはYahoo!オークションで、メルカリやYahoo!フリマと比べると2倍近くとなっていました。
出典:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
Yahoo!オークションではユーザーが入札状況や価格の変動をこまめに確認する傾向があるため、他のサービスと比べて1人あたりのアクセス回数が多いと考えられます。
メルカリは幅広い年齢層、Yahoo!系サービスは中高年層の利用が多い
ユーザーの年齢層に関する調査データによると、メルカリは20代から60代以上まで幅広い年齢層のユーザーに満遍なく利用されています。
一方、Yahoo!フリマとYahoo!オークションについては、40代から60代の中高年層のユーザーが多いことが特徴です。検索エンジンやニュース配信を提供する「Yahoo!JAPAN」も40代から60代のユーザーが多いため、主に中高年層から利用されている点はYahoo!系サービスに共通する特徴と考えられます。
低価格ジム「chocoZAP」のアーリーアダプターの特徴とは
「chocoZAP」とは、ライフスタイル関連の事業を展開するRIZAPグループが運営する24時間利用可能なセルフ型トレーニングジムです。短時間から気軽に運動できることや、リーズナブルな価格で人気を集めています。
ここでは、「chocoZAP」のユーザー動向の中から、特に早い段階でサービスに興味を持っていた「アーリーアダプター」に関するデータをご紹介します。
高収入層が多く、投資先として情報を集めていた可能性
以下のデータは、「chocoZAP」やそれに類似するキーワードを検索した人の世帯年収に関する情報です。アーリーアダプターで「chocoZAP」について調べていた人の中では、年収1,000万円以上の高年収層の割合が大きいことが読み取れます。
出典:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
さらに、高年収層のユーザーが「chocoZAP」と組み合わせて検索したキーワードの中に「株主優待」という言葉が含まれていました。
「chocoZAP」は、株主優待でジムの利用料金の一部が無料になる仕組みを早期から用意していたため、アーリーアダプター層に含まれる高収入の投資家が情報収集のために検索していたと考えられます。
すでにジムに通っていた人が比較検討
「chocoZAP」のアーリーアダプターの行動に関する調査データでは、スポーツジムでのトレーニングやエクササイズを実践している人の割合が多いという傾向が見られました。
このことから、アーリーアダプター層の中にはすでにジムに通っていて、乗り換え先の比較検討のために「chocoZAP」について調べていた人が多いと考えられます。
一方、「chocoZAP」の普及後に利用を検討し始めたメインストリーム市場のユーザーについては、トレーニングやエクササイズを行っている人の割合は少数でした。そのため、「chocoZAP」の認知が広がったことにより、もともとジムに興味が無かった人も数多く流入してきたと考えられます。
人気ハンドメイド販売サイト3社の特徴を比較
ハンドメイド販売サイトは、手作りのグッズを個人でも簡単にオンライン販売できるサービスです。国内で人気のハンドメイド販売サイトには、「minnne」や「Creema」、「BASE」などがあります。
ここでは、各サービスのアクセス数やユーザー属性などのデータをもとに、それぞれの特徴をご紹介します。
サイト訪問数は「minnne」と「Creema」が多い
以下のデータは、各ハンドメイド販売サイトのアクセス数の推移を表したデータです。
出典:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
2024年1月時点のサイト訪問数は「minnne」が218万、「Creema」が215万人、「BASE」が73.7万人となっていました。
「minnne」と「Creema」のサイト訪問数が多い理由として、プラットフォーム型のハンドメイド販売サイトのため集客しやすく、出店のハードルが低いことが考えられます。
一方、「BASE」はネットショップ構築型で、作成したショップへの集客を出店者自身で工夫して行う必要があるため、他の2つのサービスよりサイト訪問数が少なくなっている可能性があります。
「minne」と「Creema」は女性に人気、「BASE」は男女半々
サイトに訪問したユーザーの男女比は、「minnne」と「Creema」については女性のユーザー比率が75%以上と高くなっていました。一方、「BASE」はやや女性が多いものの、男女半々に近いことが特徴です。
出典:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
男女比に違いが生じている理由として、扱っている商材の種類が考えられます。
「minnne」と「Creema」はアクセサリーや雑貨といったハンドメイドに特化したサービスです。ハンドメイドマーケットは比較的女性人気が高いため、女性比率が高くなっている可能性があります。
一方、「BASE」はハンドメイド以外にも食品やデジタルコンテンツなど幅広い商品を扱っていることが、男女比が半々に近い理由と考えられます。
トレンドを押さえてマーケティング施策のヒントを学ぼう
2024年には、フリマアプリや低価格ジム、ハンドメイド販売サイトといったサービスが数多くのユーザーに利用されました。今回ご紹介したデータからは、各業界のサービスごとの特徴やユーザー傾向の違いなどが読み取れます。
最新のトレンド情報から、ぜひ自社のマーケティング施策に活かせるポイントを見つけてみましょう。
下記の資料では、これらのほかにもデリバリーアプリや冷凍宅配弁当サービスなどに関する調査データや、よく検索されたキーワードなどのトレンドが詳しく解説されています。幅広い業界のトピックに触れたい方は、ぜひ参考にしてください。
▼ライフスタイル・消費トレンドの詳細はこちら
Dockpit:デジタルトレンド白書ライフスタイル・消費トレンド編
2024年の様々なサービスやユーザーの動向に関する調査データをまとめて紹介します
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- 検索エンジン
- 検索エンジンとは、インターネット上に無数に存在するホームページのデータを集め、ユーザーにそれらを探しやすくしてくれるサービスのことです。「検索サイト」とも呼ばれます。代表的な検索エンジンとしては、Yahoo! JAPANやGoogleなどがあります。また、大手検索エンジンは、スマートフォン向けのアプリも提供しており、これらは「検索アプリ」と呼ばれています。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- 訪問数
- 訪問数とは、 「訪問数」とは、ある利用者が特定のホームページでページを開く、サイト内で閲覧するなどの活動をした回数のことです。1回の訪問で、ホームページ内のページを何度開いても、一定時間内ならば訪問数は増えません。
- 訪問数
- 訪問数とは、 「訪問数」とは、ある利用者が特定のホームページでページを開く、サイト内で閲覧するなどの活動をした回数のことです。1回の訪問で、ホームページ内のページを何度開いても、一定時間内ならば訪問数は増えません。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- 訪問数
- 訪問数とは、 「訪問数」とは、ある利用者が特定のホームページでページを開く、サイト内で閲覧するなどの活動をした回数のことです。1回の訪問で、ホームページ内のページを何度開いても、一定時間内ならば訪問数は増えません。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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