2019年のEコマース市場 スマートフォンでの売上が1/3を超える?
スマートフォンの普及により、Webへのアクセスもスマートフォンからの割合が高まっており、スマートフォンに最適化したサイトやアプリを提供することが企業に求められています。
2019年4月4日、アメリカの市場調査会社 eMarketerは、2019年のEコマース市場では、売上の1/3以上がスマートフォンからの購入となる、との予測を発表しました。
2019年のEコマース市場、スマートフォンでの売上が1/3を超える
eMarketerによると全米において2019年におけるスマートフォンを介した売上販売額は2030億ドル(約22.5兆円)に昇ると推測されています。パソコンからのショッピングがまだ大半を占めていますが、全体売上の1/3はスマートフォンからの購入によるものです。スマートフォンユーザーは、1年に1回はスマートフォンで買い物をし、平均の年間購入額は1763ドル(17万円)にもなるだろうと予測されています。また、購入額の成長率はちょうど5%の伸び率です。
若年世代はアプリを通して買い物をする
男性 | 女性 | 18〜34歳 | 35〜54歳 | 35〜54歳 | |
---|---|---|---|---|---|
アプリを使った買い物経験をしたことがある | 48% | 54% | 61% | 51% | 40% |
スマートフォンユーザーの中でも、若年世代(18~34歳)によるアプリを通して買い物をした経験がある人は、61%と他の世代に比べて高くなっています。また、女性の方が若干男性より高い率でスマートフォンで買い物をしていることがわかります。
そして、見逃せないのがアプリのブランド力です。アプリが有名であることはそれだけでアドバンテージになります。Adobeの調査(2019 Adobe Brand Content Survey)によると18~22歳のユーザーにおいては22%の割合で上位のブランドアプリを利用して買い物をしていることが判明しました。
見逃せないタブレットの台頭
スマートフォンの売上は高い額に目が移りがちだが、タブレット使用者の購入もポイントです。たしかにスマートフォンに比べて、タブレットによる売上高は1.3兆円ほど少ないです。しかし、スマートフォンユーザの購入経験率が52%であることに対して、タブレットユーザーは69.7%となっています。タブレットはスマートフォンよりも画面が大きく、よりパソコンに近い環境で買い物ができることに理由があるのかもしれません。ただ、ユーザーの数がスマートフォンに比べて少なく、成長率も伸びは良くはありません。どこまでタブレットに対応するかは、ユーザーの属性を知るマーケターの手腕にかかっています。
アプリでの買い物経験がこれからの販売を変える
アプリでの購入の仕方をどこまで改善できるかが、これからのEコマース市場の鍵となります。改善が重ねられることにより、スマートフォンとタブレットの収益の差はもっと小さくなっていくでしょう。とくに、アプリ内での購入方法が改良されていくことは重要であり、その改良がこれまでの買い物の仕方を変えていくことにつながっていきます。パーソナライズ化された情報、支払い情報の事前入力化、そして素早い決済を意識することで、コンバージョンまでの流れを改善していくことができるでしょう。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
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- アプリ
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- タブレット
- タブレットとは、元々「板状のもの」「銘板」といった意味の単語です。パソコンの分野で単にタブレットといえば、「ペンタブレット」や「タブレット型端末」などの板状のデバイス全般を指します。ここでは主にタブレット型端末について説明していきます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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