2019年5月9日、Yahoo! JAPAN(ヤフー)は、インターネット広告業界が抱えるアドフラウドやブランドセーフティなどの課題解決を目的として、「広告品質のダイヤモンド」を定義しました。今後は、このヤフーが考える広告品質を念頭に置きながらクリエイティブの作成、広告の運用が求められます。

「広告品質のダイヤモンド」とは

広告品質のダイヤモンド」は、日本のインターネット広告業界が抱えるアドフラウドやブランドセーフティなどの課題に向き合い、広告品質に関するグローバルスタンダードを参考に策定されたものです。広告品質を担保するために必要な3つの価値を包括的に捉え、6つの課題への対策を磨き挙げる、という想いを込めて名付けられました。

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出典:https://marketing.yahoo.co.jp/service/quality_diamond.html

広告品質のダイヤモンドの3つの価値と6つの対策

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ここからは、この広告品質のダイヤモンドの3つの価値と6つの対策について確認していきます。

3つの価値

・適正な広告効果の可視化
・ブランド価値とメディアの信頼性の担保(不正の排除)
・ストレスのない広告体験の提供

6つの対策項目

ビューアビリティ(視認性)
広告の視認可能性が計測できる環境の提供をしていきます。実際にはユーザーに見られていない広告でも、ロードされた時点で1インプレッションとしてカウントされるため、日本の広告業界でもビューアビリティ(ビューアブルインプレッション)を測定する需要が高まっています。

アドフラウド対策
人ではないボットなどによる無効なインプレッションやクリックを発生させ不正な広告費を搾取する行為を防止します。不正に広告費をだまし取ることを目的としたサイト等の存在が、インターネット広告業界で問題視されています。

ブランドセーフティ
広告掲載先として不適切な違法・不当サイトへの広告表示を防いていきます。ヤフーは、事業開始当初から広告主のブランドを毀損するような広告掲載面を排除する取り組みを行っています。このガイドラインでは、次のような広告掲載先として不適切な違法・不当なコンテンツを含むサイトへの広告配信を禁止しています。

  • 著作権や商標権などの知的財産権を侵害するサイト
  • 他人を差別したり、人権を侵害したりするような内容をテーマにしたサイト
  • アダルトサイトなどわいせつな内容をテーマにしたサイト

プライバシーへの配慮
ユーザーのプライバシー保護のため不適切なデータの利用を防ぎます。本来ターゲティング広告は、興味関心のないユーザーにも広告配信をすることでおきる広告への不快感を軽減でき、広告主のブランド毀損を防ぐことにも寄与するものです。

しかし、さまざまなデータでターゲティングができる昨今では、ユーザーのプライバシー性の高い事象をターゲティングすることで、ユーザー広告への不快感が生まれるということもおきています。

最適な広告フォーマット
ユーザーに不快感を与える広告フォーマットを防ぎます。ユーザーコンテンツ閲覧を邪魔するような広告フォーマットは、広告体験に悪影響をおよぼすため避けるべきである、と広告業界でルール化が進んでいます。

アドクラッター対策
サイトの1ページ内に広告があふれて、ユーザーが混乱することを防ぎます。同一ページ内に複数の広告枠が掲載されると、ユーザーにネガティブな印象を与え、広告効果が低下する恐れがあるとして、海外ではそのような広告の配置を避ける動きがあります。ヤフーでは広告体験を重要視しており、このような広告配置は不適切であると考えています。

アフィリエイトサイトなどの「成果型報酬サイト」の広告配信を原則不可に

ヤフーは「広告品質のダイヤモンド」を発表した前日の2019年5月8日に広告配信サービス「Yahoo!プロモーション広告」の審査判断基準を変更しています。

この基準変更により、アフィリエイトサイトなどの「成果型報酬サイト」の広告掲載が原則的不可になりました。
この新基準は2019年6月3日から適用されます。

参考:
広告掲載基準「広告の有用性について」判断基準変更のお知らせ - Yahoo!プロモーション広告

ガイドラインを理解し、遵守することが重要

今回の「広告品質のダイヤモンド」の策定と、審査判断基準の変更は、合わせて理解しておくべき内容であるといえます。

ガイドラインを理解することは、広告を運用する上で最低限必要なことです。なぜ広告品質が悪いと判断されるのか、なぜ掲載許可が降りないのかはガイドラインを理解していないために起きることです。そして、ユーザーにとって有益なクリエティブや配信であるためにもガイドラインを理解し、遵守することが求められています。