Photoshopのトーンカーブをなんとなく使っていませんか?改めて基礎や活用方法について学ぼう
3.実際に使ってみる
基本的な操作方法を知ったところで、実際にテスト画像を使って様々な調整を試してみてください。
ここでは、よく扱うことが多い「S字」、ビギナーなら試しておきたい「三点打ち」をご紹介します。
S字
トーンカーブで色々な調整をおこなう結果として、よく登場するのが「S字」です。典型例でもご紹介したとおり、S字のカーブを描くように右側を上げ、左側を下げます。
これにより、画像のコントラストをコントロールすることができます。
一点だけ打つよりもやや複雑になりますが、S字の型を覚えるというよりもどのような結果になるかを意識して試してみてください。
三点打ち
先程ご紹介したとおり、トーンカーブでは複数の点を打って細やかな調整をおこなうことができます。
そのため、微妙な調整をおこなうことができますが、慣れないうちからポイントを過度に設定したりすると、カーブが綺麗に設定できず仕上がりが不自然になってしまいがちです。初めのうちは画像のように線を四等分するように三点打って、色々な調整をおこなってみることをオススメします。
三点だけを打つことで全体への影響を抑えながら調整できます。線を動かした結果がどうなるか掴めてきたら、ポイントをさらに増やしてみてください。
4.トーンカーブ活用術
トーンカーブを使いこなせるようになれば、単に点を使って画像補正をおこなう以外にも応用的な使い方ができるようになります。
ちょっとしたゴミ取り、白背景を簡単に作りたいと思ったときにはトーンカーブが役に立ちます。基本的な画像修正の方法を理解したら、その他のシーンでも活用してみてください。
スポイトを使う
スポイトを使うとホワイトバランスがおかしい画像、白背景にしたい画像を一気に補正することができます。
トーンカーブのダイヤログにあるスポイトを画像に当てるだけで、そこの部分を基準にして全体を白くすることができます。
ダストを見つける
トーンカーブを使えば、写真や画像に含まれるホコリ、ゴミを抽出することが可能です。画像のようなW字波形、M字波形を作ると、ダストを確認できます。
スキャンして取り込んだ画像は特に発生しやすいので、ぜひトーンカーブを使ってダストを見つけてみてください。
ツールを使って直感的に操作
ダイヤログにある指先ツールアイコンを選択すると、画像上でより直感的に調整できるようになります。
機能を覚えるのが難しいという方、分かりやすい調整がしたい方にはオススメの方法です。
設定を保存しておく
一度設定したものを同じ設定をしたい場合には、保存しておくと便利です。
プリセット横にあるメニューの「プリセットを保存」で保存します。
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