「へたさ」「自虐」が好感触?ネットで話題の最新コピー

現代では、SNSでの拡散でコピーが知れ渡ることも多くなりました。最近ネットを賑わせたコピーには、こんなものがあります。

ドトール「ケーキセット」のコピーがTwitterで大反響

「コーヒーとショートケーキ、おいしい。」

商品の良さのみを語ったシンプルさが、ユーザーにはかえって新鮮に感じられたのかもしれません。Twitter上で「へたくそだけど萌える」「狙ったのだとしたら秀逸」と注目を集め、2016年2月時点で3万リツイートされています。

鹿島湯は自虐コピーで来客250人増

「ホームなのにアウェイ。」「肩身はせまいですが、湯船はひろいです。」など

Jリーグ・浦和レッズの拠点にあるのに、屋号はライバルの鹿島アントラーズを彷彿させる鹿島湯(さいたま市の銭湯)。経営難に悩む中、コピーライターに依頼して38本の自虐コピーを作成。すべてポスター化して店頭に貼り、Twitterで広めたところ、来客数が月250人増となったそうです。

参考
AdverTimes|「広めたくなる」自虐コピーで、銭湯の来客数を月250人増

セブン‐イレブン江東毛利1丁目店の、切実なコピーに若者が反応

「このまま人が増えなかったら、わたしが24時間営業になってしまう。」

フロムエーナビ掲出の求人広告コピーです。頭を抱える店長の写真からも切実さが伝わり、同情するツイートが多数寄せられました。若き人材に注目してもらうためには、求人・採用サイトでも積極的に、インパクトのあるコピーを置くのがよさそうです。

まとめ

キャッチコピーは、ユーザーに自社サービスへの関心を持ってもらう重要なきっかけとなるもの。作成時は、自社の強みを書き出すなどして特徴を抽出し、その中から受け手のベネフィットとなるようなポイントを探すことが大事です。そして短い一言で表す時に煮詰まってしまったら、人気のあるコピーに着目してみてください。そこから語感や表現に関するヒントが得られるかもしれません。