サーバとは、IT関連用語においては、接続された他のコンピュータに対して、データやプログラムや機能などを中央的に提供する特別なコンピュータを指します。つまりサーバはネットワークに繋がれ、他からアクセスされることで、その機能を実現する状態とも言えます。なお、サーバとサーバーは同じ意味で使われます。

サーバとは

サーバというコンピュータに対してクライアントというコンピュータや端末が存在し、これらは対で使われることが多いものです。
例えば、スマートフォンがクライアントとしての通信端末で、通信キャリアがデータ通信サーバを運用して、スマートフォン利用者はそのサーバーにアクセスして、通信などのサービス提供を受ける、といった全体像です。
このように、サーバは機能提供するコンピュータ自体をさすこともありますが、クライアントから接続され利用される状態を指すこともあるわけです。

サーバは24時間動かし続ける!?

サーバはこのように、クライアントのコンピュータに接続されます。そして、その時間や利用の期間などはバラバラです。ですから、とくに携帯電話やスマートフォンなどのサーバでは24時間稼働が徹底されなければなりません。そして、サーバが故障してしまいますと、通信障害が起き、多くの利用者に迷惑がかかります。
サーバはこのように多くの人やコンピュータに利用されることが前提ですので、一方でその運用のクォリティは「動いていて当たり前」という精度が要求されます。規模が大きくなればなるほど、その運用コストは増えることになります。
クライアントのコンピュータが便利な機能を利用できる反面、サーバの管理コストはその規模により増大することになります。

用語の使い方

「サーバ運用のスペシャリストが足りない!」
(サーバを運用できる専門家は需要が高まっているがその技術者が足りていない!)
「クライアントからサーバにアクセスしてデータを取り出す」
(データを保存したりダウンロード出来たりするデータサーバにアクセスして、クライアントのコンピュータがデータを取り出す。)
「サーバのメンテナンスで今日は午後からホームページがアクセスできないのか。」
(ホームページはウェブサーバというサーバシステムの上で動いています。一方で定期的にメンテナンスをしなければその品質を維持出来ません。ですので規模によっては、定期的にホームページが公開停止になることもやむを得ません。)