パーチェスファネルとは、消費者が商品を認知し購入にいたるまでの行動をモデル化したAIDMAモデルを発展させ、実際に購入までの脱落者を最小限にしようという目的で発案された考え方です。

AIDMAモデルでは、消費者が商品を購入するまでの行動を、Attention(注目)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)の各段階に分解して捉えますが、パーチェスファネルはそれに加えて、Attention(注目)からAction(行動)までのプロセスで脱落者が生じ徐々に数が減じていくモデルを考え、その脱落者をいかに少なくして最終的な行動(購入)者を増やすか、という考え方です。

パーチェスファネルを図式化したものは上部のAttention(注目)から最下部のAction(行動)まで数が減じていく様子で表現され、逆三角形の漏斗状になります。パーチェスファネル(漏斗)と呼ばれるのはそのためです。

会話例

「パーチェスファネルのどこがボトルネックになっているか具体的に把握しておかないとダメだよ」「パーチェスファネルの考え方は、あらゆる購買行動に共通のものだと言えるだろうね」
「普通の店舗販売でも、パーチェスファネルというものを考えないとだめなのだろうか?」