プロダクトアウト/マーケットイン
プロダクトアウト(product out)とは、「作り手の視点」を優先させた商品開発の進め方です。ユーザが何を望んでいるかではなく、開発現場のメンバーが彼らの視点で良いと思う基準で開発を行います。結果として、無駄な機能やユーザが使いこなせない程の多機能な商品が開発されてしまう弊害を生み出しています。
高度経済成長期であれば、大量生産という「作り手の視点」でスピーディーに商品を供給していけば売れました。商品の多様性ではなく、みんなが持っているものを自分もできるだけ安くほしいと考える時代だったためです。ただし、現在ではユーザのニーズは多様化・細分化しているので、プロダクトアウトの発想だと成功が難しくなっています。
一方で、マーケットイン(market in)はユーザのニーズを把握して、顧客が望むものを作るという「ユーザ視点」を優先させた商品開発の方法です。
「良いものを作れば売れる」という時代から、「ターゲットのニーズとプロダクトをフィットさせる」時代へと移り変わったため、プロダクトそのものではなく、マーケットを見て商品開発をする必要があります。
現代ではテクノロジーの進化により、様々なデバイスを使ってユーザの情報を獲得することができます。そういったユーザ情報をもとに仮説を立てて、マーケットにフィットするようなプロダクトを生み出していくことが、競合企業に勝つためには必須の組織能力です。
使い方
「プロダクトアウトが成功した時代背景を調べて欲しい」
「マーケットインの商品開発を行うためのキーポイントは何だろうか」
「プロダクトアウトとマーケットインとの相違点を考えよう」
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
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