軽視できない!ロゴデザインよりも大切な「ブランドカラー」選びの5事例
ブランドカラーの2つの特殊ケース
1. カラフルなロゴ
© Google LLC
© Microsoft
© Slack
カラフルなレインボーカラーをロゴデザインに持つブランドとしては、「Google」や「Microsoft」「Slack」などが挙げられます。カラフルなロゴは「ダイバーシティ」(多様性)の象徴として語られ、現代ではLGBT運動の象徴としても語られます。見ている人に「希望」や「未来」のような明るいイメージをもたらします。
カラフルなロゴデザインは、万能で何にでも適用できるイメージがある反面、シンプルさにかける、「うるさい色」と見なされてしまうこともあります。
事実、「Apple II」を発表した時にはレインボーカラーだったAppleのロゴマークは、今日ではグレーの背景に白いりんごのマークで描かれています。21年間使われたレインボーカラーのロゴは、「コンピュータを暖かく親しみやすい存在」にする効果として一役買いましたが、現在みなさんが持っているiPhoneの裏のリンゴマークは「持っているだけでクール」である象徴となっているのです。
2. 白黒のロゴ
© 2018 Apple Inc.
© 2018 Nike, Inc.
© PUMA NA, 2018
白黒のロゴを採用しているケースは、あえて「モノトーン」でニュートラルなイメージを植え付けたいという思いから採用している場合があります。色が与える印象はあまりありませが、一方でロゴの形をシルエットとして捉えてもらうには都合のよいフォーマットでもあります。
このタイプのロゴを採用しているのは、「Apple」や「Nike」、「Puma」などです。シルエット勝負になっている分、どんな色で切り抜いても適用しやすいというメリットがあります。
まとめ
ロゴデザインといえば、ロゴのシルエットやタイポグラフィばかりにこだわってしまいがちですが、実はブランドカラーこそがユーザーの印象に残る最重要の要素だと言えます。
もし、ユーザーの印象に残るようなブランドカラーを持っていないのであれば、今すぐブランドカラーを決めましょう。Airbnbの他にはないピンク色のように、リブランディングによってブランドカラーを再定義することもできます。
「色だけでブランドを想起できるか?」
これが、適切なブランドカラーを定義する上で、最も簡単な質問です。答えがノーであれば、ぜひもう一度ブランドカラーを決めなおしてみるといいでしょう。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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