リターゲティング広告とは、インターネット上で行われている広告の一つです。「行動リターゲティング広告」、「リマーケティング広告」、「リタゲ」とも呼ばれ、不特定多数の相手に公開するものではなく、過去に商品やサービスに興味を持ってくれたユーザーに対して、再び働きかける内容のものを指します。

一度、興味を持ってくれたユーザーに広告を表示するため、商品やサービスの成約につながりやすいといわれています。ただし、繰り返しすぎると、かえって敬遠されてしまうことがあるので注意が必要です。

リターゲティング広告の例

リターゲティング広告

たとえば、化粧品の購入を考えている女性が、インターネットでAというブランドを見つけたとします。しかし、女性は他のブランドの化粧品も見てみようと考え、一度Aのホームページを離れました。その女性は後日、別のホームページ広告欄でAの商品が掲載されているのを見て、Aのホームページを再訪問し、化粧品を購入しました。

この場合、別のホームページに掲載されていた広告リターゲティング広告です。自分が直接ホームページを訪問したとき以外の機会に広告を目にすることによって、成約率が高まるのです。

ホームページ訪問者の情報が重要

広告を出す際には、ホームページ訪問者の情報が重要です。なぜなら、自分のホームページに訪問したユーザーが閲覧すると考えられる、別のホームページ広告を出稿する必要があるためです。

そのためには、ホームページ全体を閲覧したユーザーだけでなく、トップページだけの閲覧や商品紹介など個々のページの閲覧など、ユーザーの動きを詳しく調べる必要があります。

ただし、何度も広告を表示させると、逆にユーザーが敬遠してしまう場合があります。「フリークエンシーコントロール」または「リーセンシーコントロール」と呼ばれる広告機能を使い、同一のユーザーに任意の期間に見える回数をコントロールすると良いでしょう。一般的には7回が良いとされています。

会話例

リターゲティング広告で成約率が上がった」
「リタゲ広告は節度をわきまえないとユーザーから嫌われる要因になるから調整しながら進めよう」