2016年にリリースされ、全世界で1億5000万人のアクティブユーザーを記録しているTikTok。SNSでの動画広告やテレビCMで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。最近では徐々に企業とコラボレーションした施策も増えてきています。

今回はそういったコラボレーション施策の事例と人気の理由に迫ります。

J:COMのTikTok×渋谷の街頭ビジョンキャンペーン

J:COMは、自社のキャラクターである「ざっくぅ」と一緒に踊り「#もののけついてんね」というハッシュタグを付けて動画を投稿するというキャンペーンを実施しました。TikTok上に掲載されている「もののけついてんね」の楽曲を選択し、ARスタンプの「ざっくぅ」と共演するというものです。

投稿された作品の中から人気作品に選ばれると、渋谷の街頭ビジョンで投稿動画が放映されるという特典付きで行ったこのキャンペーンは、10日間と短期間ではありましたが約900投稿集まる結果となりました。

J:COMは10代、20代の若年層とのコミュニケーションのきっかけ作りとして本プロモーションを仕掛けました。

サントリーの推しTikTokerキャンペーン

サントリーは、新製品「南アルプス PEAKER」のプローモーションにTikTokを活用しました。アイドルグループや人気のTikTokerとコラボし、「#ピーカーダンス」というハッシュタグをつけて動画を投稿するというキャンペーンです。

こちらも、キャンペーンを通じて審査員から「推しTikToker」に選ばれるとPEAKER公式アカウントで自分の動画を紹介してもらえるという特典付きで、多数の投稿が見られました。

TikTokのユーザー層から見る、人気の理由

ここで、改めてTikTokのユーザー層を見ていきます。

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参考:
1日平均起動43回!「あごのせ」10代を中心にハマるユーザー続出の「TikTok」

男女ともに10代のユーザーが最も多く、意外にも女性より男性が多い結果となっています。

TikTokをはじめとする口パクで音楽に合わせて動画を撮るリップシンク動画は2017年頃から人気となりましたが、その中でもTikTokはカップルや友達同士でなく1人でも投稿できるため、現在も右肩上がりでユーザーが増加しています。

また、あらかじめ用意されているお題があったり、既に投稿している人の動画を見本にできたりと、新しくオリジナルの内容を考える必要がなく動画を投稿する作業自体もとても簡単という点も人気の理由の一つだと考えられます。