長押し中は倍速再生に!あまり知られていないYouTube、TikTokの最新アップデート
今や私たちの生活に欠かせないSNS。中でもYouTubeやTikTokなどの「動画SNS」を毎日利用するという人も多いでしょう。あまり大々的に報じられていませんが、実は動画SNSでは新たな機能がアップデートされ続けています。SNSの最新機能を読み解くことで、トレンドや若者の活用法が見えてくるはず。詳しく解説していきます。
目次
YouTube Musicは「サンプル」機能で新しい音楽への出会いをアシスト
2023年8月には、YouTube Musicに縦型ショート動画の新機能「サンプル」が追加されました。これは、ユーザーが気に入りそうなミュージックビデオが短尺の縦型動画で次々と提案されるサービス。ユーザーは画面をスクロールしながら新鮮なコンテンツを素早く見つけられます。
出典:YouTube Music アプリ上の「サンプル」で新しい音楽の見つけ方を体験
プレイリストに追加したい場合は、サンプルの動画をスワイプするだけ。このスピード感も特徴のひとつです。縦型ショート動画に慣れ親しんだ若者を意識しているこの「サンプル」機能。新しい音楽との出会いの一助となり、若いリスナー獲得にもつながります。
本家YouTubeでも、2023年10月に一気に新機能が大量追加されました。中でも便利なのが動画の「倍速再生」。これまでも倍速再生は可能でしたが、設定ボタンから再生速度を選択するというひと手間がありました。しかし、今回のアップデートにより「画面を長押し」するだけで、押している間は再生速度が2倍に変更されるように。
YouTubeが2022年8月25日に発表した調査では、標準以外の動画視聴で最もよく利用される速度が1.5倍速。次いで2倍速、3番目に1.25倍速だそう。また、夜の時間帯に倍速視聴が急増することも同調査でわかっています。視聴者からは3倍速や4倍速といった、更に早く動画を見たいといった希望も寄せられているようで、倍速再生の機能は今後も進化していきそうです。
動画クリエイターにも嬉しいアップデートが
モバイルなどのデバイスでYouTubeアプリを使用する際、非常に役に立つのが「画面ロック機能」。同機能が実装される前は、動画再生中に間違ってタップしてしまうと、意図せず動画が中断されるなど誤作動してしまうことがありました。しかし今回のアップデートにより、設定ボタンから「画面のロック」を選択するとタッチが無効化されて、誤作動を防止できるように。縦画面・横画面の回転もしなくなるので、デバイスを手に持ちながら動画を見たいユーザーにはとても便利な機能です。
他には、曲名がわからない曲をYouTubeで視聴したいときに口すさんだメロディーをAIが解析して、候補の曲を提示してくれる機能も。最初はAndroidデバイスから利用できるようになる予定です。
2023年11月には、AIを使って動画のコメント欄をトピックごとにソートできる機能が追加されました。実証実験として一部ユーザーのみ利用できる段階ですが、この機能によりユーザーが素早くコメントに参加したり、論議ごとのコメントを読みやすくなったりとスピード感のあるレスポンスが可能になります。
さらには、動画内でYouTuberが「チャンネル登録」や「高評価」を求めた際に、アプリの該当するボタンがアニメーションで動くというユニークな機能も。視聴者、クリエイター両面に役立つ機能が次々に登場しています。
出典:From your phone to the TV, get a taste of the latest YouTube updates
TikTokではアーティストとの交流や楽曲制作も可能に!
ユーザー向けの便利機能だけではなく、アーティストとファンの交流を強化したのがTikTok。2024年5月21日に発表された「Fan Spotlight」は、アーティスト自身のページでファンの動画を最大5本まで紹介できる機能です。アーティストがファンの動画を「ピン留め」して、音楽タブの上部に最大7日間固定表示することが可能になりました。
これにより一般のクリエイター動画が多くの人の目に触れる機会が増え、動画作成の活性化も期待できそう。実際に、今年5月にはビリーアイリッシュが最新アルバム『HIT ME HARD AND SOFT』のプロモーションで、世界で初めてこの機能を使用しました。現在はTikTokのすべてのアーティストが利用できます。
出典:TikTok partners with Billie Eilish to launch new Fan Spotlight Feature
さらにTikTokは今年1月に、自作の歌詞を入力すれば自動で楽曲を制作してくれる「AI song」という新たな機能も一部ユーザー向けに試験公開しています。オープンソースの大規模言語モデル「BLOOM」をもとに、AIが歌詞に合わせてメロディーを作成。音楽の知識がなくても簡単に楽曲の制作が可能になりました。
新たな機能を追加し続けている動画SNS。ユーザーの利便性だけでなく、積極的な行動の促進や新たなクリエイティブとの出会いの創出など、今後も様々な面でSNSを活性化させていくことでしょう。
あわせてチェックしたい!お役立ち資料
動画SNSの利用実態 -YouTube・YouTubeショート・TikTok-
動画SNSに関する調査データを紹介します
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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