
プロダクトアウト・マーケットインとは?誤用されがちな両者を解説
5.マーケットインとプロダクトアウトは対比されるものではない
マーケットインとプロダクトアウトの向こう側 ~二元論を超えて~
マーケットインもプロダクトアウトも、どちらもユーザーのニーズをベースにしていると考えた場合、「マーケットイン/プロダクトアウト」と対比するようなかたちで語るのは果たして適切なのでしょうか。
マーケットインを徹底し、ユーザーのニーズ調査をしても、必ずしもヒットする商品を開発できるとは限りません。逆に、革新性と独自性を求めすぎたプロダクトアウト展開では、ヒットするかどうかは運次第というレベルになってしまいます。
日本総研の総合研究部門 リサーチ・コンサルティング事業部副主任研究員の紀伊氏も主張しているとおり、商品は、顧客に「選ばれる」ことが重要です。マーケットインか、プロダクトアウトかというのはそこへ到達するための手段でしかありません。
マーケティングにおいて最も重要なのは「顧客」
マーケティング用語である「プロダクトアウト」が「顧客」を無視して製品開発する、という風に解釈されてしまうのはよく考えるとおかしなことなのかもしれません。
顧客の、自分自身も気づいていないような潜在ニーズを掘り起こすという意味では、プロダクトアウトの方が難易度は非常に高いでしょう。しかし、顧客に驚きと感動を与えられるのも成功したプロダクトアウトの製品に多く見られる特徴です。
マーケットインもプロダクトアウトも、社会に必要な概念です。まずは誰が顧客なのかを見極め、彼らのニーズを聞き出すことです。ただ、「5」で紹介した記事にもあったとおり「意見を聞く」のと「ニーズを知る」のは似て非なるものです。営業にも通じるところだと思いますが、単なる御用聞きで終わるのではなく、顧客の真のニーズを洗い出す工夫が必要です。
- ユーザー
- ユーザーとは、コンピューターやシステムを利用する人のことを指します。 利用者、使用者、消費者などの意味を持つ英単語で、対義語は「メーカー」や「デベロッパー」などがあります。
- ユーザー
- ユーザーとは、コンピューターやシステムを利用する人のことを指します。 利用者、使用者、消費者などの意味を持つ英単語で、対義語は「メーカー」や「デベロッパー」などがあります。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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