様々な動画プラットフォームコンテンツが登場し、数多くの企業が動画を用いたマーケティングを行っています。

では実際にユーザーはどのようなサービスを利用し、どのような動画を視聴しているのでしょうか。

2019年4月17日株式会社ジャストシステムは、2019年4月17日「動画&動画広告 月次定点調査(2019年3月度)」の調査結果を発表しました

参考:
エンゲージメント率が最も高いのは、「ペットや動物」動画視聴中の広告 | マーケティングリサーチキャンプ|市場の旬を調査で切る!

エンゲージメント率が高いのはペットや動物の動画

視聴中に流れた動画広告のなかで最もエンゲージメント率が高かったのは「ペットや動物の動画」(37.6%)、次いで「ノウハウやハウツーの動画」(36.1%)、「YouTuberによる投稿動画」(35.1%)でした。

一方、最もエンゲージメント率が低かったのは「ゲームやアニメなどの実況・解説動画」(27.6%)で、「ペットや動物の動画」と比べると、10ポイント以上の差が開きました。

この調査結果から、動画視聴者の生活に実用的であるかどうかがエンゲージメント率に影響を与えていると推測されます。動物やペットを飼っている視聴者層には飼育に必要かつ役立つような動画広告や、視聴者が困っていることを解決してくれるノウハウやハウツーにまつわる広告を配信することでユーザーの心を刺激できるようです。

出典:https://marketing-rc.com/report/report-video-20190417.html

「YouTube Premium」を、6割以上が認知

無料で動画を楽しめるYouTubeですが、YouTube Premiumという広告なしでコンテンツを楽しめる課金型サービスを2018年11月から配信をしています。

YouTubeで普段から動画コンテンツを視聴している人のうち、YouTube Premiumを知っている人は65.0%、利用している人は6.4%でした。認知率と普及率には差があることがわかります。また、年代別に見てみると、認知率が最も高かったのは10代(78.7%)、利用率が最も高かったのは20代(13.6%)でした。

20代の3割以上が、「月額制動画配信サービス」を利用中

Netflixなどの月額制動画配信サービスを「現在利用している」人は20.8%。年代別に見ると、10代(27.0%)、20代(32.0%)、30代(22.0%)、40代(16.0%)、50代(17.5%)、60代(13.5%)で、10代と20代の利用率が高いことがわかりました。

10代の半数以上が、SNSに動画投稿

SNSの普及につれ、個人での動画投稿も盛んになってきました。InstagramやTikTokなどのSNSで、週に1回以上動画コンテンツを視聴する人のうち、SNSに動画投稿をする人の割合は31.8%と、2018年3月度調査(29.4%)から増加しました。特に10代は52.1%と半数以上がSNSに動画投稿をしています。

これらの調査から見えてくるのは、動画は単に見るだけではなく、年代別に見れば日常的に動画を投稿していることです。このようなユーザー動向を鑑み、広告配信や配信後の分析をしていく必要があります。