Excel(エクセル)の条件付き書式があれば、行、数字の色を変えることが簡単にできます。指定しなければならないのは、範囲、条件、書式(色)の3つだけ。

Excel(エクセル)の条件付き書式とは

Excel(エクセル)の条件付き書式とは、指定した範囲のセルの値や数式の計算結果に対して条件を定め、それを満たしたセルに定めた書式(色)を反映させる機能です。表やデータを見やすくすることで、仕事の効率が上がるでしょう。

Excel(エクセル)の条件付き書式の基本的な使い方

エクセルの行や列、セルに条件付き書式を設定する方法を紹介します。まずは下記の表のように目標を上回った販売個数部分の色を変更して目立たせるやり方です。

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条件付き書式をかけたいセルにカーソルを合わせておきます。今回は販売個数のC4からC13となります。

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エクセルの画面左上「ホーム」→「条件付き書式」をクリックします。「セルの強調表示ルール」→「指定の値より大きい」。

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すると上記のような入力画面が出てくるので、比較する場所を指定します。今回の場合は、目標の個数なので、数字が入った最初のセル番号「B4」を入力しましょう。

ここでポイントなのですが、もしマウスでB4のセルを指定した場合、入力画面に「=$B$4」と出てきてしまいます。絶対参照となってしまうので$マークは消しましょう。このように入力する値さえ間違わなければ、簡単に書式を変更できます。

他にも「ホーム」→「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」には、「指定の値より小さい」「指定の範囲内」などさまざまな項目があります。考え方は同様なので試してしてみてください。

ちなみに「重複する値」は、範囲を指定するだけで調べられるので日頃からチェックする癖を作っておくと良いでしょう。

Excel(エクセル)の条件付き書式で行全体を色判別したい場合

前章では、最初に指定した範囲(C4からC13)と隣のB列との数字を比較し、その結果を最初に指定した範囲(C4からC13)の色分けという形で反映させました。

もっと行全体を色づけして判別させたい場合はについて解説していきます。
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上の表のように、販売個数が目標を上回った場合、色づけで判別していきます。

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まず色づけしたい範囲を指定します。そして「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。こちらの方法を覚えると応用がききます。

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「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
そして書式設定欄には、「=$C4>$B4」と入力し、書式を設定しOKボタンを押すだけです。

「=$C4>$B4」とは、「C4の値が、B4よりも大きい場合」を指定しています。
アルファベットの前に「$」をつけることで行の色が変更できます。

また、「<」「>」「=」の他にも、複数の比較演算子を覚えておくと便利です。

<比較演算子>

<>(等しくない)書式設定「=C4<>5」→セル「C4」が 5 以外
=(以上)書式設定「=C4>=5」→セル「C4」が 5以上
<=(以下)書式設定「=C4<=5」→セル「C4」が 5 以下

上記の表でいうと、B8とC8のように目標と販売個数が同じものも含める場合は、「>=」(以上)の記号を使うといいでしょう。表の書式設定は「=$C4>=$B4」となります。

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Excel(エクセル)でTODOリストを作ってみよう!

条件付き書式の「新しいルール」を活用すれば、とても便利な使い方ができます。
そこで忙しいビジネスパーソンには必須の、TODOリストの作成方法を解説します。
これを活用すれば、日付を自由に設定して自分だけのオリジナルTODOリストが作りやすくなるでしょう。

Excel(エクセル)に「提出期限数日前」になったら、教えてもらおう!

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提出期限の数日前になると書式を変更して知らせてくれるように設定できます。

条件指定したい箇所を選択します。今回は「期限」(B5からB9)です。
「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を指定。

書式設定には、「=B5=TODAY()+2」と入力します。「指定箇所(B5)の値が、今日より2日後に期限が迫った場合」を指定しています。よって一週間後にしたい場合は、「=B5=TODAY()+7」となります。

書式を設定してOKボタンを押すと、期限が2日後に迫ったもののみ表示が変更されます。さらに終わった用件の消し込みもできます。

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最初の消し込みしたい場所を指定しておきます。今回は用件を消したいので、A5からA9を指定しました。先ほどと同様に「書式を利用して、書式設定をするセルを決定」をクリックします。

書式設定に「=C5="済"」を入力。さらにその右下にある「書式」を押し、「フォント」→「文字飾り」にある「取り消し線」にチェック。

これだけで完了欄に「済」を入力すると、その行の用件欄を消し込んでくれます。ちなみに書式設定に入力した「=C5="済"」は、C5に「消」と入力した場合を示しています。消すではなく違う言葉に変更することも可能なので、自分らしく設定してみてはいかがでしょうか。

Excel(エクセル)の条件付き書式は難しくない

最初に条件付き書式を反映させたい場所を指定して、書式設定すれば大丈夫です。書式設定に入力する際は、今回ご紹介した書式設定内容をコピーして、セルの番号だけ変更して使うことも可能です。最初はいろいろ試してみて、慣れてきたら自分らしく変更してみると良いでしょう。

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