中長期的にオウンドメディアを運営していると、「似たり寄ったりな記事」「同じような企画ばかり」「独自性に限界を感じている」など“メディアのマンネリ感”に漠然と悩む時期があります。企業のオウンドメディアは少人数チームもしくは一人で運営している場合も多く、同じ編集者がコンテンツを作っていると、どうしても企画や構成、タイトルなど記事のトンマナが固定しがちです。

そこで今回は、メディアのマンネリ感を解消し、メリハリのあるコンテンツを作るためのポイントをご紹介。これらを意識し、様々な角度からご自身が運営しているメディアを俯瞰してみましょう。

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

オウンドメディアの立ち上げに欠かせない基礎知識から、具体的なノウハウまでを解説した資料です

ポイント1 「タイトル」が似たり寄ったりしていないか

もっとも読者の目につく「タイトル」は、変化を持たせることで印象にも残りやすく、また目的に適したタイトルになっているか意識しなおすきっかけになります。ターゲットとゴールを明確にし、できれば1記事に対して異なる視点で3案ほどタイトルを考えてみると、タイトルに幅が出ます。

「~とは」「~てみた」「~な理由」

タイトルの語尾にこのようなパターンを乱用していませんか? 特に「~とは」「~な理由」はインタビュー記事のタイトルで悩んだ時の逃げ道として使いがちです。まずはトップページの掲載記事をざっと眺め、似たような語尾を使いすぎていないか見てみましょう。また記事カテゴリを設けているメディアは、カテゴリごとに記事を見てみるのもおすすめです。

「~~~。~~~」のタイトルばかり

ウェブメディアの記事タイトルは30文字程度が適切と言われていますが、途中に句点を入れて2文に分けているパターンが多くみられます。

ーーー例ーーー 
マンネリしないタイトルを作ろう。知っておくべき3つのポイント
オウンドメディア担当者必見。記憶に残るタイトルのコツとは
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2文に分けることで読みやすく端的な表現が作りやすいのですが、声に出して読んだ際に同じテンポのタイトルが連続しすぎると、どんなに練ったタイトルでもマンネリ感が出てきます。声に出した時のテンポを意識して、変化を付けてみましょう。

語尾に「!」「?」をつけすぎていないか

エンタメ寄りのオウンドメディアに良くあるのが、「!」「?」を使いすぎるパターンです。これらの記号は使いすぎると子どもっぽい印象を与えてしまうので、特に語尾に使う場合は、本当に必要かどうか見極めましょう。