新たな事業の目標や方針が固まると、次に考えるべき問題はそれを実現させるための最適な人員配置。限られた人数やスキルの中でいかに目標を実現させるかは多くのマネジャーが頭を悩ませる課題でしょう。編集やプログラミングなど、専門性の高い業務であればあるほど人員間の融通は効きづらくなるため、リソースマネジメントの難易度はあがってきます。

コンテンツマーケティングやメディア運営を担うチームであれば、記事を執筆する業務とサムネイル等をデザインする業務、またインタビュー取材における撮影などはそれぞれ別の専門性が求められます。必要なスキルの数だけ人員が確保できればよいのですが、多くの場合それは望めないためライターが簡易撮影したり外部リソースで賄うことになります。

外部のライターやカメラマンを効率的にアサインするために近年生まれたサービスとして「クラウドソーシング」があります。一般的には「フリーランスを束ねたマッチングプラットフォーム」というイメージを持たれていますが、働き方改革等の影響もあってそのサービスは生まれて数年でさらに進化を遂げています。

たとえばクラウドソーシングの代名詞ともいえるランサーズの場合、フリーランスとの個々のマッチングを叶えるプラットフォームサービスが有名ですが、社員のリソースを補完する「Lancers Outsourcing」という選択肢もあります。その時々のチームに必要なリソース状況に合わせ、適切な人員をランサーズのディレクターがアサインしてくれるので、予定外の業務に対するリソースの確保や適切な外部スタッフのリクルーティングの手間も省くことができます。

刻々と移り変わる事業の状況に合わせて、柔軟かつ最適なリソースを調達できるクラウドソーシング活用で今注目されている選択肢「Lancers Outsourcing」の効果的な活用法についてご紹介します。

活用術①:「クラウド編集部」を社外に整備

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外部のライターを使いたいだけであれば既存のプラットフォームによるマッチングだけで十分ですが、そもそもメディアグロースのためにどのジャンルのコンテンツを増やしていくべきなのかといった解析や戦略づくり、リライトが必要な記事のピックアップと修正方針の策定なども重要な作業です。

Lancers Outsourcingであれば、戦略策定期にはSEOコンサルタントの知見を活用し、戦略が定まってきたらライターやデザイナーにリソースを移していくといった調整が柔軟にできるので、一定の人件費の中で編集部として必要な要素を全て調達することが可能です。

ノウハウが必要な時は専門家の「知恵」を借り、制作の「手」が必要な時は必要分を調達する。それによって、限られた予算・人員でも目標を達成できる道筋が見えてきます。

活用術②:新しいチャレンジの「導入ノウハウ」を買う

社員の補完としてクラウドソーシングを活用する場合のもう一つのメリットは、「学習コスト」を大幅にカットできることです。新しいツールやシステムの導入をゼロから行う場合、使い方を社員が習得して運用が軌道に乗るまで膨大な時間と労力がかかります。それに合わせて他業務がなくなるわけでもないため、往々にして「導入したものの、未だ使いこなせず」という状態に陥りがち。

たとえば5G時代を見越していよいよ自社SNSで動画にチャレンジしたい、という場合、社内のグラフィックデザイナーでは対応できませんし、うまくいくかの検証のために新たに動画スタッフを迎えることはできません。そんな時は「動画編集ツール」の導入から基本設定、自社向けの基本的な素材やフォーマットの整備までをクラウドソーシングで依頼することで、最短かつ確実に新しいチャレンジが可能です。

Lancers Outsourcingには動画制作のスタッフ以外にも、SNSに強いスタッフやプログラミングスタッフも調達できるので、新たなツールの導入や新規施策のローンチに足りないノウハウとリソースを同時に満たすことが可能です。

活用術③:スポットで「事務作業」を依頼する

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「フリーランスのマッチング」という前提イメージから、クラウドソーシングは制作業務を委託するものというイメージがありますが、派遣スタッフやアルバイトに普段依頼しているエクセル入力やGA数値の入力などの事務的な作業も委託可能です。

たとえばフルタイムで事務作業のスタッフを雇うほどではないが、毎週一定量の定型業務が発生しているという場合は、月曜日に前週の数値とりまとめやその週のメールマガジン・SNS投稿の入稿作業をするためのリソースを確保し、火曜日以降はライティング等の制作リソースに使うということも可能。

Lancers Outsourcingではデータ入力やエクセル作業以外にも、営業資料の作成代行や文字起こし、翻訳など幅広い業務に対応できるので、突発的に発生する海外案件やインタビュー案件も月の予算内で賄えます。

社員のリソースを補完するクラウドソーシング「Lancers Outsourcing」をどう使う?

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ライティング業務以外にも、様々な業務を委託できる「Lancers Outsourcing」。業務内容によって都度見積りとなりますが、だいたい社員一人分の人件費(=30-40万円/月額)から委託が可能。専属のディレクターが窓口となって様々なスタッフィングや業務の調整を一括で行ってくれるため、管理の煩雑さがない上に、支払いもランサーズに一括で済みます。

これまでのプラットフォーム上でのマッチングであれば個別のフリーランスとの契約・支払いが発生するため活用を諦めていたチームも、改めて検討してみてはいかがでしょうか。