BtoBのWebマーケティングツール「ferret One」を提供する株式会社ベーシックは、2020年2月9〜22日、マーケティング担当者434名を対象に、マーケターのキャリアについて調査を実施した。

今回の調査では、マーケターのスキル向上意欲の高さと、その裏にある今後のキャリアへの不安が垣間見える結果となった。

調査結果

1. 6割が【現在の業務の中で】マーケティングに関連する知識・スキルを向上できている、9割が【今後も】学ぶ機会を持ちたい

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マーケ担当者に「【現在の業務の中で】マーケティングに関連する知識・スキルを向上できているか」ついて聞いたところ、65%が「とても当てはまる」または「どちらかというと当てはまる」と回答した。

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また、「【今後も】学ぶ機会を持ちたいか」については、「とても当てはまる」または「どちらかというと当てはまる」を合わせると93.3%という結果に。マーケ担当者のスキル向上意欲の高さが伺えた。

2. 「これから業務に関係する資格を取得したい」人は7割。資格トップ3は「Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)・ウェブ解析士・マーケティング検定」

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「今は持っていないが、これから取得したい資格があれば教えてください」という質問に対して、68.9%が何らかの資格を答えた。

取得したい資格は、「Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)」が21.9%、「ウェブ解析士」が17.7%、「マーケティング検定」が17.3%と、ツールに紐づいた資格に関心がある担当者が多いことがわかった。

3.マーケ担当者の約5割が「自分のやっている仕事が自動化されていく不安がある」

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「自分の今やっている仕事が自動化されていく不安」について聞いたところ、45.6%が「とても当てはまる」または「どちらかというと当てはまる」と回答した。

また、回答者を「管理職以外」に絞ると、「とても当てはまる」または「どちらかというと当てはまる」が52.2%であることから、実務を行なっている担当者レベルでは、不安がより強いようだ。

4. 8割が「BIツールやマーケツールを使いこなすことは重要スキル」と回答する一方で、7割が「業務の中で使いこなせていない」

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「マーケターにとってBIツールやマーケツールを使いこなすことは、重要なスキルのひとつであると思いますか」という質問には、84.8%が「とても当てはまる」または「どちらかというと当てはまる」と回答した。

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一方で、「BIツールやマーケツールを業務の中で使いこなせているか」と質問したところ、74.7%が「どちらかというと当てはまらない」または「まったく当てはまらない」と感じていた。

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また、50.9%が苦手意識を持っていると回答したことから、BIツールやマーケツールを使いこなすスキルが重要であると認識しながらも、使いこなせていない担当者が多いことがわかった。

5.「BIツールやマーケツールのユーザーコミュニティ、勉強会/分科会に参加したことがある」が3割。うち9割が「今後も参加したい」

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30%のマーケ担当者が「BIツールやマーケツールのユーザーコミュニティ、勉強会/分科会に参加した」経験あり。

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そのうち90%が「今後も参加したい」と回答した。また、これまで参加したことがないと回答した人のうち「今後機会があれば参加したい」人が71.1%を占め、興味関心が高いことが伺えた。

6. 7割が「マーケティングのキャリアにおけるロールモデルになる人がいない」

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マーケティングのキャリアにおけるロールモデルになる人がいるか」という質問には、71%が「いいえ」と回答する結果に。

7.キャリアへの課題は「知識・スキルのアップデート」

この先のキャリアについて感じている課題感を聞いたところ、以下のような回答を得た。役職に関わらず、キャリアへの課題感として「知識・スキルのアップデート」に関することが目立った。

・新たな施策、トレンドに遅れずついていける手立てが必要と感じている(40代・マネージャー)
・やっていることがルーティーン化していて、今後のキャリアにいかせるスキルが伸ばせていない(40代・マネージャー)
・新しいツールが次々と増えていくので覚えるのが大変(30代・マネージャー)
・スペシャリストになりたいが、1 人であれもこれも担当していると広く浅い知識になりそうな危機感はある(30代・マネージャー)
・10年後にも、時代に即した働きができるのかどうか不安である(40代・一般社員)
・知識の恒常的なアップデートに追いつけなくなることへの不安(40代・一般社員)
・ツールも含め移り変わりが激しいので、そこに敏感であること(30代・一般社員)
・広く浅くなので専門性が低い(30代・一般社員)
・数年で今身につけているスキルが役に立たなくなる(20代・一般社員)
・事業会社のマーケターで、代理店に多くの業務を任せていると自分の身になるスキルが身についている気がしない(20代・一般社員)
・どんどん進化する技術についていけるかどうか(20代・一般社員)

8. 5年後、10年後のキャリアは「ジェネラリスト志望」が4割。

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5年後、10年後のキャリアの希望については、44.2%が「ジェネラリスト志望」。続いて、21.0%が「マーケター以外のキャリアを進む」と回答した。

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<調査概要>

対象者:ferret会員マーケティング担当者434名
調査期間:2020年2月9日~2月22日
調査方法:「ferret」会員アンケート(Web)
詳細レポート:https://go.aws/2xUWeTq
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