今後はGoogleメイン検索にも無料の商品リスティングを掲載予定

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画像出典:Bringing free retail listings to Google Search

さらにGoogleは現地時間の6月29日、Googleメイン検索の結果にも無料の商品リスティングを掲載する予定だと発表しました。まずはアメリカのモバイルから開始し、順次拡大していくようです。こちらについて、現時点で全世界への導入がいつになるのかはっきりしていません。けれども近い将来、日本でも同様のアップデートが期待できるでしょう。

Googleが無料の商品リスティングを始める背景

Googleは、なぜこのタイミングで無料の商品リスティングの掲載を開始したのでしょうか。その背景には、大きく2つの要因が考えられます。

  • 新型コロナウイルスで影響を受けた企業の救済
  • ライバル企業であるAmazonへの対抗策

それぞれについて解説します。

参考:
Googleショッピング検索、無料リスティング開始 新型コロナ対策の一環で

新型コロナウイルスで影響を受けた企業の救済

国内でも第2波の懸念が強まりつつある新型コロナウイルス。アメリカでは2020年4月の時点で毎日25,000人以上の感染者が出るなど、世界各地で猛威を振るっています。多くの企業や個人事業主は今まで通りのビジネスができなくなり、廃業を余儀なくされた方も少なくありません。特にオフラインでの販路しか持っていない小売店は、業態の変化や資金繰りに苦労しています。

こうした企業がWeb広告の制度を理解し、予算まで捻出するのは非常に難しいことです。そこでGoogleは、新型コロナウイルスで影響を受けている中小企業や小売店への救済措置として、事業者に対し広く販路や広告を提供することで、多くの企業が経済的なダメージを被らないよう取り組んでいると考えられます。

ライバル企業Amazonへの対抗策

無料の商品リスティング開始は、ライバル企業であるAmazonへの対抗策としても捉えられます。

GoogleはAmazonとスマートスピーカーでもシェアを奪い合っている状況です。小売についてもAmazonと差別化を図りたいGoogleは、2010年にスタートした「ショッピングタブ」のアップデートを頻繁に行っていました。

最近は複数の小売店で価格を比較できるようにするなど、よりユーザー目線での改良が加えられ、すでにECサイトと遜色ないほどにユーザービリティが高くなっている印象を受けます。無料の商品リスティングは、激化するAmazonとの覇権争いで有利なポジションを築くため、まずは出品する企業に向けて門扉を広げた形と言えるでしょう。

無料の商品リスティングを利用する側のメリット

EC事業者から見れば、自社で広告を打ったり、知名度を上げるためにSEOやSNSマーケティングに取り組んだりしなくても、全世界のユーザーに自社の商品を届けられるようになりました。

もちろん、ブランドイメージを向上させたり、リピーターを獲得したりするためのマーケティング施策は必須ですが、これまでに比べて格段に商品を届けやすくなったことは間違いありません。

特に新型コロナウイルスで打撃を受けた企業にとっては、一筋の光明とも言えます。ショッピングタブの無料の商品リスティングについては、日本でも年内にスタートする見通しなので、期待しながら続報を待ちましょう。