Looker Studio(旧Googleデータポータル)とは?機能や特徴、活用方法を解説
「複数のデータを1つにまとめたい」「分析データを他部署に共有したい」といった場合は、Googleが提供するLooker Studio(旧Googleデータポータル)が便利です。Googleアカウントのみで利用できるため、Googleサービスを利用している方であれば、すぐに利用を開始できます。
本記事では、 Looker Studio(旧Googleデータポータル)の機能や特徴、使い方、データ連携の例などについて詳しく解説します。
目次
- Looker Studio(旧Googleデータポータル)とは
- Looker Studioの機能
- Looker Studioの特徴
- Looker Studioの使い方
- Looker StudioとGoogleアナリティクス4の連携が便利
- Looker Studioの活用例
- Looker Studioでデータ分析・共有を効率化しよう
Looker Studio(旧Googleデータポータル)とは
Looker Studio(旧Googleデータポータル)は、複数のデータの統合や可視化、共有などを簡単に行えるツールです。
以前はGoogleデータポータルの名称でしたが、2022年10月11日からLookerとの統合によりLooker Studioという名称に変更となりました。なお、Googleが提供する有料BIツールのLookerとLooker Studioは別のツールです。
Looker Studioの機能
Looker Studioは、データの可視化からデータ連携までワンストップで行うことができます。各機能について詳しく見ていきましょう。
データの可視化
Looker Studioは、さまざまな種類のデータを可視化できる機能を搭載しています。ドラッグ&ドロップの直感的な操作、シンプルな操作で、棒グラフや円グラフ、面グラフ、バブルチャート、ピボットテーブルなど、多種多様な形式でデータを可視化できます。
また、期間設定や閲覧者フィルタによって、よりピンポイントのデータの可視化も可能です。さらに、リンクや画像の挿入、カラーの設定などを行うことで、一層見やすいデータを作成することもできます。
多彩なサービスとのデータ連携
Looker Studio は、プログラミング不要で豊富なサービスとの連携が可能です。
例えば、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール、GoogleスプレッドシートといったGoogleサービスのほか、Facebook広告やTikTok広告、Twitter広告、Slack、YouTubeなどとも連携できます。
データやレポートの共有
作成したデータやレポートは、自身で利用したりチームに共有したりできます。例えば、メールで編集ページのURLを伝えれば、スピーディーに共有可能です。また、閲覧や編集権限を特定のユーザーに付与し、限定的な公開を行うこともできます。
Looker Studioの特徴
Looker Studioの利用を検討する際は、特徴とメリットについて理解しておくことが重要です。他のBIツールと次のポイントを比較し、使用すべきかどうか判断しましょう。
無料で利用できる
Looker Studioは、優れた機能を搭載しているにもかかわらず無料で利用できます。さまざまなBIツールがありますが、そのほとんどは費用が高額のため、費用対効果を慎重に判断しなければなりません。
その点、Looker StudioはGoogleアカウントさえあれば無料で利用できるため、社内稟議も通りやすいでしょう。また、セキュリティ性にも優れているので安心です。
可視化の自由度が高い
Looker Studioは、データの可視化の知識を持たないユーザーでも簡単に利用できる仕様になっています。また、データの並べ替えやフィルタ、指標の変更、日付範囲の指定など、細かな調整も可能です。
連携できるサービスが多い
Looker Studioは、さまざまなGoogleサービスだけではなくサードパーティーのサービスとの連携も可能です。通常、サービスの連携はお互いが許可をしたうえでコネクタを組み込まなければ実現できません。しかしGoogleは、そのネームバリューもあってか豊富なサードパーティーのサービスと連携できます。
2023年6月26日時点で、連携できるGoogleサービスは23種類、サードパーティーのサービスは813種類で、合計836種類(※)ものサービスに対応しています。
連携可能なサービスの代表例は次のとおりです。
- Googleアナリティクス
- Google広告
- Googleスプレッドシート
- Googleサーチコンソール
- Googleアドマネージャー
- YouTubeアナリティクス
- MySQL
- Facebook広告
- TikTok広告
- Shopify
- PayPal
- Slack など
今後も連携できるサービスが増加する見込みのため、マイナーなサービスを利用している方も随時チェックしてみてください。
※Looker Studio「データレポートへの追加」画面にて確認
テンプレートを利用できる
BIツールを利用する際に課題となるのが、データをどのように可視化すべきかの判断が難しいことです。Looker Studioは多種多様なテンプレートを提供しており、データの可視化作業や見やすく編集する経験がない方でも、手軽に高品質なデータ資料を作成できます。
GoogleアナリティクスやGoogleスプレッドシート、BigQueryなど、利用者が多いと推測されるツールで利用できるテンプレートが用意されています。
Looker Studioの使い方
Looker Studioは、ITツールに慣れていなくても簡単に利用できます。使い方について、ログインからデータの共有まで詳しく解説します。
1. ログイン
Looker Studioの利用には、Googleアカウントへのログインが必要です。Googleアカウントは無料で作成できます。ログイン後にLooker Studioにアクセスすると、上記の画面に切り替わります。
2. データソース選択
Looker Studioにアクセスしたら、「空のレポート」をクリックしましょう。
3. データ接続
上記の画面に切り替わります。連携したいサービスをクリックしましょう。
選択したサービスに応じて画面が異なりますが、「承諾」や「次へ」などをクリックします。
4. レポート作成・共有
「データを追加」「グラフを追加」「コントロールを追加」などの機能を活用し、任意のデータを可視化しましょう。複数のデータを1ページにまとめることも可能です。データの種類に応じてグラフの種類を選ぶと、さらに視認性が高まるでしょう。
Looker StudioとGoogleアナリティクス4の連携が便利
Looker Studioのおすすめの使い方は、GA4との連携です。上記のようにGA4のデータを棒グラフや円グラフ、ピボットテーブル、世界地図などで可視化しましょう。
通常、1つのデータを1つのページで閲覧しますが、Looker Studioを使えば1つのページに複数のデータを見やすくまとめることもできます。
Looker Studioの活用例
Looker Studioは連携できるサービスが非常に多いため、活用方法をイメージしづらい方もいるでしょう。そこで、Looker Studioの活用例を3つ紹介します。
複数ツールのデータを1つの画面に表示
Looker Studioを使えば、複数ツールのデータを1つのページにまとめて表示できます。例えば、Google アナリティクスとGoogleサーチコンソールのデータを組み合わせることで、検索順位とセッション数の相関の確認が可能です。
Google広告のレポート作成
Google広告のデータをLooker Studioで可視化すると、広告レポートを容易に作成できます。広告運用では、最新の分析データの共有を度々求められるため、Looker Studioのように簡単にデータを可視化・共有できるツールを活用することがおすすめです。
Googleサーチコンソールのデータを可視化
Googleサーチコンソールと連携することで、検索クエリを分析できます。文字だけで検索クエリを確認するよりも、ページへの流入数やクリック率をグラフにして可視化した方が短時間で理解できるでしょう。
見たいデータを1つのページにまとめて表示すれば、分析作業を効率化することができます。
Looker Studioでデータ分析・共有を効率化しよう
Looker Studioを活用することで、可視化したデータを1つにまとめたり画像やリンクを挿入して見やすくできたりできます。800を超えるサービスとの連携が可能なため、幅広い種類のデータの可視化に役立ちます。
今回、解説した内容を参考にLooker Studioをぜひ一度利用してみてください。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
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- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
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- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
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- ページ
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- セッション
- Googleアナリティクスは、ホームページに適切に組み込めばアクセス状況を把握できる便利なサービスです。Googleが無料で提供しており、日本でも大手企業や金融機関、政府など、その利用のシェアを広げています。そこで、もっとも基本的な単位がセッションです。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- 流入数
- 流入数とは、検索結果の一覧から、もしくは検索連動型広告からなど、特定のリンクを通してホームページにアクセスされた数のことを流入数と言います。流入数が多いとそれだけホームページの内容が多くの人の目に触れているということなので、運営者は流入数が増えるようにマーケティングします。
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- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
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