著作権切れの絵画や工芸品の画像を提供するコレクションサイト8選

更新日: 2020年10月01日

素材サイト

デザインをする中で、アンティークな雰囲気を出したいという場合もあるのではないでしょうか。
そんな時ヴィンテージ感のある画像があれば大変便利ですが、それが歴史ある名画であったりすると、著作権の問題などで自由に使えない画像も数多くあります。

そこで古美術作品から古い書籍の写真、地図や挿絵など色々なヴィンテージ画像を利用することが可能なサイトをまとめてご紹介します。

※各サイトの素材数、利用に関する情報などは執筆時点である2016年1月14日の内容です。今後変更となる可能性があるのでご注意ください。

リード獲得が重視される「広告・LP・サービスサイト」などに携わるデザイナーの皆様に向けての資料です。成果を出すデザインにするために心がけたいポイントを制作前、制作中、提出と修正、公開後の効果検証まで一連の流れに沿ってまとめています。

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歴史的な画像素材が利用可能なサイト8選

1.NYPL Digital Collections

http://digitalcollections.nypl.org/
ニューヨーク公立図書館が運営しているデジタル資料のコレクションサイトです。
90万点以上の膨大なアイテムを無料で利用することができます。（2020年9月21日時点）
使用可能な資料は、歴史的な写真やリトグラフ、地図、原稿、ポスター、イラストレーションなど貴重なものばかりですが、いずれもパブリックドメインの素材となっているので安心して使うことが可能です。

資料検索には、トップページからのキーワード検索と、カテゴリからの検索が利用でき、自分が関心のある資料を素早く見つけることができます。
高解像度の写真が豊富なのも嬉しいポイントです。

2. Internet Archive Book Images' Photostream

https://www.flickr.com/photos/internetarchivebookimages
パブリックドメインの電子書籍から画像を抽出し、無料で提供しているコレクションサイトです。

絵本のような書籍の画像から医療関係、レトロな雰囲気のイラストまで多彩なジャンルの画像が集結しています。
普段にも使えそうなテイストのものが多いという印象を受けます。

好きなキーワードを使ってタグ検索ができますので、フォトストリーム内の膨大な資料の中から使いたいものを瞬時に探し出すことが可能です。
お洒落な画像や、レトロなイラストが必要なときに利用してみてはいかがでしょうか。

3.google.com

http://images.google.com/hosted/life
Googleが提供している、年代物の写真が利用可能なコレクションサイトです。
素材は写真雑誌「LIFE」から抽出したもので、レトロな雰囲気の写真が多数揃います。特徴的なのは年代ごとに調べることができる点で、1860年代から1970年代まで10年単位で画像を分けています。
この他に、人、場所、イベント、スポーツ、カルチャーといったカテゴリからの検索もできます。

また、Google画像検索機能を利用する際にキーワードに「source:life」をプラスすれば、ライブラリ内から写真を探すことが可能です。

4.The British Library

https://www.flickr.com/photos/britishlibrary/sets/
イギリスの国立図書館、大英図書館がFlickr上で公開しているコレクションサイトです。当該図書館は1973年に設立された歴史ある施設で、貴重な資料が多数揃う世界でも有名な図書館の一つです。
Flickr上に公開した画像はイラスト、風刺画、地図、壁画など多岐にわたっています。

いずれもパブリックドメインに属しているため、誰でも自由にダウンロードし使うことができます。
先程ご紹介した「Internet Archive Book Images' Photostream」と比べると、より古さを感じさせる画像が多い印象です。

5.Category:CH-NB-Collection Gugelmann

Category:CH-NB-Collection Gugelmann
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:CH-NB-Collection_Gugelmann
スイス国立図書館がWikimedia Commons内で公開している、絵画作品のコレクションサイトです。
合計5,000点を超える歴史的な絵画作品を見ることができます。（2020年9月21日現在）
作品は18世紀半ばから19世紀半ばまでのもので、スイスの古い歴史や文化が分かる画像が集結しています。

同ページは日本語表示に切り替えることができますので、英語が読めない方でも安心して利用することができます。

6.Open Access for Scholarly Content (OASC)

米国メトロポリタン美術館が運営している、パブリックドメインのコレクションサイトです。
絵画から骨董品まで、様々な美術作品や工芸品の画像を40万点以上も所蔵しています。（2016年1月14日時点）
館内では展示していない作品を観ることができるのも大きな特徴です。

「OASC」マークのある素材は、貴重な高精細デジタル画像としてダウンロードして利用することができます。非商用利用であれば許諾の必要なしで使用可能です。

7.Rijksstudio

https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio
オランダのアムステルダム国立美術館が公開しているコレクションサイトです。
所蔵作品約68万点もの高精細画像をダウンロードし、利用することができます。（2020年9月21日時点）
気に入った画像はダウンロードできるだけでなく、そのままポスターなどにすることも可能です。