消費者に直接届けるプレスリリース

今まで書いてきたように、プレスリリースとは報道機関向けに行うものです。
しかし、現在では個人であってもSNSを利用して情報を発信していく力を持っています。一人の人の発信力は小さくても、多くの人の間で話題になれば爆発的に広がる可能性もあります。
Web上で話題になりそうな新商品発売の際には報道機関向けだけでなく、消費者に直接リリース情報を届けるようにしましょう。

実際の事例を見ながら、ポイントを2つご紹介します。

ポイント1:ホームページに消費者向けのプレスリリース情報を掲載する

自社のメディアに掲載するか否か判断する視点でプレスリリースを見ている報道機関と、自分自身の興味でプレリリースを見ている消費者では視点が異なります。

グリコプレリリ.png
https://www.glico.com/assets/files/NR_第二弾ポッキーミディ×キリン午後の紅茶コラ___2.pdf

上の画像は江崎グリコ株式会社が『ポッキーミディ<恋のレモン>』という商品を発売した際に配信したプレスリリースです。
報道機関向けの内容で、製品の特長やキャンペーンなどについて詳細に記載しています。

このようなプレス向けの内容だけでなく、ホームページサイトではプレスリリースとして商品の発売情報を短く見やすい形式で掲載しています。
また、記事の下にはFacebookやTwitter、LINEのシェアボタンをつけてあるので、消費者にとっては記事を見てすぐ自分の利用しているSNSでこの内容をシェアすることができます。

グリコ「ポッキー弾_一緒に食べるとレアチーズケーキの味わいに!?『ポッキーミディ<恋のレモン>』を2月16日から新発売__【公式】グリコ.png
https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/10089/

ポイント2:SNSでもプレスリリースを配信する

ホームページで紹介するよりも、さらにダイレクトに消費者に届ける方法があります。
自社でSNSアカウントを作成し、投稿することです。
普段からファンとつながりを持ち、交流を持っていればより拡散されやすいでしょう。

『ポッキーミディ<恋のレモン>』は有名なアニメ声優を起用していたこともあり、10代20代の利用率が高いTwitterでは1,700件以上リツイートされています。

SNSは、場合によっては報道機関に取り上げられるよりも大きな効果が現れる可能性もあります。
ただ、どこまで波及するかコントロールはできませんし、毎回反響があるとも限りません。
投稿内容を工夫しながら地道に更新しましょう。