撮影後、写真素材を確認してみると、思ったより綺麗に撮れていなかったり、ちょっとした修正が必要なことがあります。

画像加工というと初心者には難しい印象がありますが、プロも使うPhotoshopと便利なアクションがあれば、誰でも簡単に画像加工ができます。

一通り加工方法を身に付けておき、シーンに応じてアクションを取り入れるといいでしょう。

今回は、Photoshopを使ってできる写真素材の定番画像加工方法と、お役立ちアクションをあわせてご紹介します。

これらを使えば初心者でも簡単に画像加工ができますので、ぜひ実践してみてください。
  

明るさを調整する

ステップ1:画像を開く

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明るさを補正したい画像を準備し、Photoshopで開きます。
今回は、写真素材を配布している「足成」様より画像をお借りしました。
  

ステップ2:レイヤーパネルを表示

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メニューバー > ウィンドウ > レイヤーの手順で、レイヤーパネルを表示します。
※既に表示している場合には非表示になってしまいますので、注意しましょう
  

ステップ3:トーンカーブレイヤーを重ねる

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レイヤーパネルの下部にある黒/白の円ボタンをクリックし「トーンカーブ」を選択します。
  
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すると、トーンカーブレイヤーをかけることができました。
  

ステップ4:明るさを調整する

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トーンカーブレイヤーの「色調補正」を操作し、明るくしていきます。
斜めのカーブの中央辺りを左上に引き上げると、画像が明るくなるのがわかります。
※CMYKの場合は逆で、左上に引き上げると暗く、右下に下げると明るくなります
  
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これで、元画像よりも随分明るくなりました。
  

不要なものを消す

ステップ1:画像を開く

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画像から不要なものを消してみましょう。
※ここでは画像右側の眼鏡を消していきます

まずは、加工したい画像をPhotoshopで開きます。
今回は、写真素材を配布している「pixabay」様より画像をお借りしました。
  

ステップ2:修復ブラシツールを選択する

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修正ツールには様々なものがありますが、今回は「修復ブラシツール」を使用してみます。
画面左側のツールの中から「修復ブラシツール」を選択します。
  

ステップ3:サンプルを指定して消していく

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Altキー(Macではoptionキー)でサンプルにしたい箇所を指定し、消したい箇所をなぞります。

今回は、画像の赤丸辺りの箇所をサンプルにしました。
  
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眼鏡の上をなぞると、段々とサンプルで塗りつぶされていきます。
  
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全体をなぞり終えると、眼鏡が消えました。

このほかにも以下のようなツールがありますので、画像に適したものを選択してみましょう。
  

スポット修正ブラシツール
対象箇所をなぞるだけで、簡単に修正できるツールです。ちょっとした汚れを隠したい場合に便利です。

修復ブラシツール
サンプル領域を指定し、不要物を消していきます。※今回使用したツールです

コピースタンプツール
その名のとおり、領域をコピーしスタンプのように押せるツールです。修正ブラシツールと似ているものの、こちらは周囲と馴染みません。

パッチツール
上記とは異なり、選択範囲を作成して修正を行うツールです。