ブランディングとは?正しい意味と押さえておきたい7つのポイント
ブランディング実施のステップ
ブランディングの実施手順は、ケースによって異なる部分もありますが、基本的な手順は同じです。ここでは、ブランディング実施の流れをご紹介します。
環境分析
ブランディングの工程で怠ってはいけないのが環境分析(SWOT分析や3C分析など)です。
ブランディングは、市場にある競合製品に差を付けるべく実施するものですので、まずは自社の競合についてや市場、ターゲットユーザーといった要素を明確にしなければいけません。
環境分析を行うことは、その後のブランディング成功に大きく関わってきますので、しっかりと実施しましょう。
ブランドアイデンティティを考える
環境分析が終わったら、ブランドの構成要素の中でも重要な「ブランドアイデンティティ」を考えます。
自社ブランドがどのような強みを持っているかを考え、 ユーザーに持って欲しいイメージや提供したいブランドの価値を検討していきます。
抽象的ブランドメディア、可視的ブランドメディアへの落とし込み
「ブランドアイデンティティ」が決まったら、「可視的ブランドメディア」を検討する際のベースとなるコード、スタイルを決めていきましょう。コード、スタイルが決まったら、可視的ブランドメディアへ落とし込んでいきます。
ブランディングの評価方法
*目に見えないブランドの価値やブランディングの効果を資産として評価する基準が「ブランド・エクイティ」*です。ブランド・エクイティは大きくわけて以下の5つの要素で成り立っています。
1. ブランド認知
ブランドがどのくらい認知されているかということ
2. ブランドロイヤリティ
ユーザーがどのくらいブランドに愛着を持っているかということ
3. 知覚品質
ブランドに対してユーザーが感じている品質のこと
4. ブランド連想
ブランドを思い浮かべた時に抱くイメージのこと
5. その他ブランド資産
企業がブランドの価値を測りたいと思った時に、ブランド・エクイティを計測することで、どのくらい価値があるかを明らかにすることができます。
実際のブランドの評価方法には様々なものがありますが、一般的に活用される手法には活動の売上にたいするインパクトを分析する「マーケティングミックス・モデル」や、ブランドを資産と考え経済力を測る「ブランド・バリュエーション」があります。
商品の魅力を伝えるためにはブランディングが必要
ブランディングで押さえておきたい基礎知識と7個のポイントを紹介しました。
物・情報で溢れる現代で生き残るべくブランド力を強化するなら、ブランディングは欠かせません。ブランディングを実践せず、ブランド価値を確立できなければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。
価格競争を避け、ブランドならではの魅力をユーザーに知ってもらうためにも、ブランディングを実践しましょう。
- SWOT分析
- SWOT分析とは、ある目標を達成する際に企業が自社の内部環境と外部環境を整理するためのフレームワークのひとつです。
- 3C分析
- 3C分析とは、市場や競合などの外部要因の分析を通じて自社の戦略策定に活かすためのフレームワークのことです。3Cは、市場(customer)、競合(competitor)、自社(company)の3つの要素を表します。
- ターゲットユーザー
- ターゲットユーザーとは、自社の商品やサービスを利用するユーザー、または、運営するホームページの閲覧を増やしたいユーザーを、性別、年代、職業など、様々な観点から具体的に定めることを指します。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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