ブランディング実施のステップ

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ブランディングの実施手順は、ケースによって異なる部分もありますが、基本的な手順は同じです。ここでは、ブランディング実施の流れをご紹介します。
  

環境分析

ブランディングの工程で怠ってはいけないのが環境分析(SWOT分析3C分析など)です。

ブランディングは、市場にある競合製品に差を付けるべく実施するものですので、まずは自社の競合についてや市場、ターゲットユーザーといった要素を明確にしなければいけません。

環境分析を行うことは、その後のブランディング成功に大きく関わってきますので、しっかりと実施しましょう。
  

ブランドアイデンティティを考える

環境分析が終わったら、ブランドの構成要素の中でも重要な「ブランドアイデンティティ」を考えます。

自社ブランドがどのような強みを持っているかを考え、 ユーザーに持って欲しいイメージや提供したいブランドの価値を検討していきます。
  

抽象的ブランドメディア、可視的ブランドメディアへの落とし込み

「ブランドアイデンティティ」が決まったら、「可視的ブランドメディア」を検討する際のベースとなるコード、スタイルを決めていきましょう。コード、スタイルが決まったら、可視的ブランドメディアへ落とし込んでいきます。
  

ブランディングの評価方法

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*目に見えないブランドの価値やブランディングの効果を資産として評価する基準が「ブランド・エクイティ」*です。ブランド・エクイティは大きくわけて以下の5つの要素で成り立っています。

1. ブランド認知

ブランドがどのくらい認知されているかということ

2. ブランドロイヤリティ

ユーザーがどのくらいブランドに愛着を持っているかということ

3. 知覚品質

ブランドに対してユーザーが感じている品質のこと

4. ブランド連想

ブランドを思い浮かべた時に抱くイメージのこと

5. その他ブランド資産

企業がブランドの価値を測りたいと思った時に、ブランド・エクイティを計測することで、どのくらい価値があるかを明らかにすることができます。

実際のブランドの評価方法には様々なものがありますが、一般的に活用される手法には活動の売上にたいするインパクトを分析する「マーケティングミックス・モデル」や、ブランドを資産と考え経済力を測る「ブランド・バリュエーション」があります。
  

商品の魅力を伝えるためにはブランディングが必要

ブランディングで押さえておきたい基礎知識と7個のポイントを紹介しました。

物・情報で溢れる現代で生き残るべくブランド力を強化するなら、ブランディングは欠かせません。ブランディングを実践せず、ブランド価値を確立できなければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。

価格競争を避け、ブランドならではの魅力をユーザーに知ってもらうためにも、ブランディングを実践しましょう。