ターゲットユーザーとは、自社の商品やサービスを利用するユーザー、または、運営するホームページの閲覧を増やしたいユーザーを、性別、年代、職業など、様々な観点から具体的に定めることを指します。

商品やサービスの企画、ホームページを作る際にもターゲットユーザーを設定することは重要です。なぜなら、最終的に商品やサービス、利用するターゲットユーザーがどんな人で、どんな目的で利用するのかを理解しなければ、ユーザーのニーズとはズレた商品やサービスを開発・提供してしまう可能性があるからです。

ターゲットユーザー

企画・開発に関わる人数が増えるほど、ターゲットユーザーの定義をしないまま進行してしまうと様々な工程でズレが生じてしまう場合もあります。

ホームページ作成を例にすると、メインとなるターゲットユーザーを設定し、そのターゲットユーザーのニーズや動向を見極めた上で、必要とする機能の追加、必要なコンテンツの設計を行います。

ターゲットユーザーを設定する手順

・「年代」と「性別」
年代と性別によって趣味嗜好に違いがあるため、特定の年代・性別を定めることで受け入れやすいデザインや必要な文字サイズといった全体設計の基準を定めます。

・「職業」
サラリーマンやOL、学生などの職業によって、ホームページを利用する場所や時間帯が異なります。利用環境を考慮した場合、サラリーマンの通勤時にスマホを利用した閲覧が多いのであれば、スマホ対応が重要といった機能の選定基準にもなります。

3つのポイントを「年代」→「性別」→「職業」の手順で絞っていくことで、ターゲットユーザーを仮定することができます。さらに、ユーザーのイメージ像を決めるペルソナ(仮想ユーザーモデル)を設定することで、年代・性別・職業だけでなく、住まいや趣味嗜好までを想定した具体的なターゲットユーザーを設定することができます。

ターゲットユーザーの設定は、商品やサービスを新たに生み出すうえで必要不可欠です。
そのために、開発・企画する担当者や関係者の共通認識として、ターゲットは「どんな人で」「目的はなにか」といったことを定義し、理解しておくことが重要でしょう。

会話例

ターゲットユーザーを設定して、訴求力のあるホームページを作成しよう。」