データベースとは、複数のアプリケーションまたはユーザーによって共有されるデータの集合体のことです。特定のテーマに沿ったデータを集めて管理され、検索や抽出が簡単にできるようになっているものを指します。

客観的事実の集合体

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データベース」は比較的身近にある単語ですが、その意味を理解していない人は多いのではないでしょうか。

そもそもデータとは、「客観的な事実を数値、文字、図形、画像、音声などで表示したもの」を指します。つまり、「今日の天気は雨である」や「○○グッズの在庫は3個である」、「A社の株価は△△円である」などの客観的事実をデータと呼ぶのです。

そしてデータベースは、データの集合体(ベース)を意味します。実はコンピューターの分野だけで用いられるものではなく、電話番号が記載された手帳や顧客情報が記載されたノートなどもデータベースということになります。

コンピューターの分野におけるデータベース

私たちがまずイメージするのは、コンピューターの分野におけるデータベースでしょう。
たとえばGoogleやyahoo! などの検索エンジン、病院の電子カルテなどにもデータベースが積極的に活用されています。

ただし、コンピューターの分野におけるデータベースに関しては、いくつか明確に定義されていることがあるので注意が必要です。

①特定のプログラムに依存しないこと
②データの格納形式が公開されていること
③容易にデータを操作できること

WindowsやMacのみでしか利用できない状態であったり、利用方法が明記されていなかったり、更新や訂正ができなかったりする状態では、適切なデータベースとは言えません。
つまり、誰でも(あるいは任意の人が)簡単に利用できることがデータベースの条件となるのです。

データベースは、データの集合体です。これを賢く利用することで、必要な情報を効率的に入手できるようになり、リサーチなどの作業時間を大幅に削減できるようになるのです。

会話例

データベースに顧客情報を格納する」
「サービスを作る際は、データベースの設計が重要だ。」