ROIとは、投資した資本に対してどれだけの利益を得られたかを表す指標です。「投資によって得られた利益額」÷「投資額」=「この投資のROI(%)」で計算されます。例えば「投資によって得られた利益額」が1,000万円、「投資額」が500万円とすると、ROIは200%になります。Return On Investmentの略で、投資対効果や投資利益率などと呼ばれる場合もあります。ROIは高ければ高いほど、投資効果が上がっていることを示すので望ましい状態です。

ROIは特に広告においては、広告効果を測る指標として用いられます。その際は「その広告によって得られた利益」÷「広告費用」によって算出されます。またネット広告においては、利益部分を「平均利益額」×「コンバージョン数」として計算する場合もあります。

ネット広告の場合は、その広告によって得られた利益を算出しやすいのですが、一般的には純粋に特定の広告によって得られた利益を算出するのが困難な場合があります。そのような場合は「利益」ではなく、その広告や投資で得られた「売上」を基準とした""ROAS(Return On Advertising Spend)""が評価指標として用いられます。

使いかた

「明日の会議で報告するから、悪いけど今日中に先月の広告ROIを出しておいてくれない?」
ROIをウォッチしておくことはとても大事だけど、中長期的なキャッシュフローに対する影響もちゃんと考慮しなくちゃだめだよ」