マーケットアウト/プロダクトインとは、マーケットや世の中が求めているものをベースにプロダクトを生み出していく考え方です。

▼マーケットアウト
マーケットインはユーザのニーズを把握するという視点で商品開発を進めますが、それでも最初に自社プロダクトありきからの状態からスタートします。それをユーザ視点で、どのようにマーケットに売り込むかという発想で考えていきます。これに対して、マーケットアウトは、先に顧客(市場)ありきで商品開発を進めます。つまり、どのようなマーケットで、どのターゲット層のニーズにフォーカスして、どういった製品・サービスを自社として提供していくべきかという発想です。ユーザあるいは社会が、本当に必要としているものを見つけ出し、ニーズを理解した上で一から製品・サービスを組み立てていきます。

▼プロダクトイン
プロダクトアウトは、「作り手の視点」を優先させた商品開発の進め方で、言い換えれば自分たちが好きなものを開発していくことですが、プロダクトインはマーケットでユーザが本当に必要としているものを開発していくことです。マーケットアウトで発想した製品・サービスをマーケットにプロダクトインしていくという流れです。

使い方

「競合製品が強いのは、マーケットアウトで開発しているからだ。」
「プロダクトインで自社の開発体制を見直そう。」
「マーケットアウトで考えるために必要なリソースは何か。」