「月曜日」は世界共通言語だった

ferret:
monday.com社はどのように立ち上がったのでしょうか?

Asaf氏:
設立当初の2012年頃は、社会にあらゆるITツールのカスタマイズ性が低く、少し使いにくいところがありました。効率性を上げるためのツールのはずなのに、ツールが私たちに合わせるのではなく、ユーザーである私たちがツールに合わせなければいけなかったのです。

それにどこの会社でも、誰が何をしているか分からない状態。コミュニケーションが上手な人にばかり仕事が多く行き渡ってしまう業務配分の非対称さがあちこちで起きていました。そこで立ち上がったのが私たちのサービス、当時は「dapulse」というサービス名で売り出していました。

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ferret:
2017年12月に「dapulse」から「monday」に社名変更をしていますが、どのような目的でしょうか?もともとのdapulseにどのような意味が込められていたかもお聞きしたいです。

Asaf氏:
まさにそれが社名変更を行った理由です。「dapulse」と聞いても、どんなサービスなのかがまるで浮かばないのです。一方、「月曜日」の概念は世界共通です。

週の始まりに受信ボックスに溜まったEメールをさばいていたら、それだけで1日が終わってしまう……。なんとなく憂鬱なイメージのある月曜日を、私たちのツールで快適に過ごしてもらいたいという想いが込められています。

それに、サービス内容と結びつきやすいことも理由の一つです。mondayは、1週間の始まりやプロジェクトの始まりを指し示す言葉なので、プロジェクトマネジメントやコミュニケーション、生産性向上に寄与するサービスであるイメージと結びつきやすい。

よりグローバルに展開していくことを考慮しても、分かりやすいサービス名であることは必須でした。

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ferret:
確かに「monday」は分かりやすいですが、一方でSEO的には大変だったのではないでしょうか?

Asaf氏:
私たちもそう思ったんです。SEOが最大の懸念点だったのですが、社名変更からたった2週間で検索トップに躍り出たんです。おそらくアメリカのようなクライアントの多い地域では、「monday」と検索して最もクリックされるのが私たちのサービスだったことから、急速に信頼が積みあがったのだと思います。魔法みたいでした(笑)。

ferret:
これまでmonday.comはどのように成長してきたのでしょう?

Asaf氏:
かなり順調です。2014年のローンチから、前年比約3倍の売上を毎年キープしています。2018年も7月時点ですでに前年の約2倍を売り上げているので、おそらく今年も前年比約3倍という結果になると見込んでいます。

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