様々な分野で活用が進むドローン技術。近年では、新しいプロモーションやマーケティングの手法としても普及しつつあります。今回は、広報や販促に関わる方なら知っておきたい、ドローンの活用事例と最新技術をご紹介します。

目次

  1. ドローンショーを企業プロモーションに活用
  2. ドローンで描く巨大なQRコード
  3. AI搭載ドローンがプロレベルの撮影を叶える

ドローンショーを企業プロモーションに活用

2010年代から普及してきたドローンショーは、これまでオリンピックの開会式やテーマパークなどで活用されてきましたが、近年では企業プロモーションの手法としても注目されています。ドローンショーとは、LEDライトを搭載した多数のドローンをプログラミングで制御し、光の点で文字や図柄を空中に描き出すショーのこと。花火のように遠くからも見えて大きな宣伝効果が見込める上、煙や大きな音が発生しないのが利点です。

実際にドローンショーを導入する企業は増えており、2023年にロート製薬が実施したドローンショーは大きな話題となりました。ロート製薬は2020年から毎年、10月10日の「目の愛護デー」にユニークな広告を打ち出しており、2023年の「目の愛護デー」では大阪府内で大規模なドローンショーを開催。

「遠くのドローンを見ることで目を休めてほしい」というコンセプトのもと、夜空に約300機のドローンを飛ばし、全長約100メートルの巨大な目や「残業おつかれさまです」などのメッセージを描きました。このインパクトのある演出はSNSでも大きな反響を呼び、ロート製薬は第67回「大阪広告協会賞」を受賞しています。

さらに、ロート製薬は2024年3月22日に東京でも「目の愛護ショー」を開催。今度は約500機のドローンを使用して、「目、洗いたい」など花粉症の季節に合わせたメッセージを夜空に描きました。

ドローンで描く巨大なQRコード

ドローンショーとあわせて使うと特に効果的なのがQRコード」です。ドローンを使って空に巨大なQRコードを描くのですが、実際に遠くからでもQRコードを読み取ることが可能。様々な販促や宣伝に役立てること

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