キャッチコピーは、商品やサービスを売るために言葉で人の心を動かす手段です。

たった数文字の言葉が購入の決め手になったり、ブランディングに役立ったりと大きな影響を与えます。時にはキャッチコピーを勉強するための講座が開催されるほど、マーケティングでは重要視されています。

短い一文で表現するキャッチコピーですが、コピーライターが一番頭を悩ませる部分でもあります。

なかなか良い案やグッとくる言葉が思い浮かばず、何時間も考え続けているなんてこともよくあるのではないでしょうか。

そこで今回は、キャッチコピーに迷ったときに使えるお助けキーワードを11個、訴求パターン別に用意しました。

新しさを主張する

トレンドの服や流行の場所を選ぶように、人はとにかく新しいもの好きです。

あなたの商品やサービスが「新しさ」や「最先端」に訴求ポイントがあるなら、これから紹介するキーワードは良いヒントになるはずです。

1.「 新常識」

「新しさ」の中に「あたかも当たり前」になりそうな要素が含まれるこのキーワードは、これからの時代のブームを作り出したいときにおすすめです。

「これからこの時代が来る」と予見するような言い回しで、ワクワクとした気持ちを煽ります。

例:「新常識!痩せるにはカロリーの質が大切だ」
引用元:東洋経済ONLINE 新常識!やせるには「カロリーの質」が大切だ

2.「基準を変える」

今まで普通だと思っていた基準も時代とともに変わりつつあります。

このキーワードは一般的だと言われている基準と比較することでより効力を発揮します。読み手がイメージしやすい基準と引き合わせてみましょう。

例:「オールインワンの基準を変える、洗うだけ美容液」

古さ・伝統を主張する

何かと「新しさ」が求められることの多い現代ですが、時には「古さ」が武器になることもあります。老舗の安心感や信頼感、長く利用されている実績など、ユーザーを安心させられる「古さ」については、ぜひともアピールしていきたいものです。

その商品の中に「古さ」や「伝統」の香りを感じるなら、ぜひ以下のキーワードを参考にしてみてください。

3.「○○年もの」

古さに価値がある場合は、「どれだけ古いか」を主張するのがおすすめです。

古さから滲み出る味わいや歴史感を演出し、通な人にとってはたまらない一品に見えるでしょう。

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例:「七尾たくあん 浅次郎漬三年物」
引用元:七尾たくあん 熱海 岸浅次郎商店 オンラインショップ

4.「受け継がれた」

古き良き時代に登場して現代まで受け継がれてきた老舗はたくさんあります。

「代々受け継がれる=長年愛されてきた」ということですので、ダイレクトに「受け継がれた」のキーワードを使うのもアリです。

例:「息子へ受け継がれた、100年前の味」

5:「レトロ感」

「昔懐かしい雰囲気や印象」を表現するのにぴったりなこのキーワードは、とくに年配層に向けて、古いものに価値を与えるパワーワードです。

また、若年層向け「レトロ好き」に対しても有効でしょう。

例:「レトロ感残る店内で、あの懐かしい時代にトリップできたら」