店舗ありきの設計の変更を

今回はニュー・リテールを概念を実現していくにあたり重要なポイントの一つである店舗在庫についてお伝えしました。この概念を実現していくにはそもそもの実店舗ありきでの店舗設計を改める必要があります。

実際、ドンキホーテのように実店舗発でニュー・リテールに近いものを実現し得るような可能性もありますが、これもゼロベースでユーザーニーズを捉え直したからこそ の発想だと考えるのが妥当でしょう。

日本企業における「ニュー・リテール」戦略はまだ黎明期です。

ユーザー体験を向上させるためにはどのような在庫管理が適切であり、バックヤードはどのようなものが効率的なのか、といった議論を社内、およびニュー・リテール戦略を実行している企業もしくはニュー・リテールプラットフォームを運営しているような企業との議論を重ねて日本のマーケットにとって合理的な形で実践・改善を続けていく他はないでしょう。