各種ECサイト等で、今や定番となった商品をおすすめする機能。最近ではここにもAIが使われており、顧客の属性やシチュエーションに合わせて様々な提案ができるように進化しています。今回は、レコメンド機能の最新活用事例を見ていきましょう。

目次

  1. ビジュアルコンテンツのおすすめ表示で顧客体験価値アップ
  2. 「送料無料までいくら」を意識させて“カゴ落ち”防止
  3. AIおすすめの観光コースをマップ上に表示し回遊促進

ビジュアルコンテンツのおすすめ表示で顧客体験価値アップ

株式会社visumoによって運営されているビジュアルマーケティングプラットフォームvisumo」では、オウンドメディア上に掲載する写真などのビジュアルコンテンツをAIによって最適化するためのシステムを提供。自社の公式アカウントをはじめ、SNSに投稿されている画像や動画を簡単にメディア上に表示できます。

これまで800社以上の企業が導入している「visumo」。さらに2024年9月には、サイト上でより効率良くコンテンツをおすすめ表示できる「visumo recommend」機能が搭載されました。

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出典:AIコンテンツレコメンドやフィード 、SNSのような体験をECサイトで実現する機能の提供をvisumoが開始!

「visumo recommend」では、サイト上でのユーザーの行動履歴をAIが解析し、それぞれの好みに合わせた商品画像やプロモーション動画などを表示します。自身の興味をひかれるコンテンツとどんどん出会えるので、ユーザーは各種SNSにおける「おすすめ」、「発見」タブを利用したときのような感覚に。結果、顧客体験価値(CX)の向上にもつながります。

また「visumo」では、ECサイト上にSNSのタイムラインのような画面を実装できる「フィードモーダル」というテンプレートの提供を開始しました。このテンプレートを利用すれば、気になる投稿をクリックしてスクロールするだけで、関連コンテンツや関連商品を閲覧可能に。YouTubeのショート動画やTikTokなどをチェックする際と同様の体験を提供できるので、単なる商品販売サイト以上の付加価値を生み出すことが期待されます。

「送料無料までいくら」を意識させて“カゴ落ち”防止

オウンドメディア上でAIによるおすすめ機能を利用可能なサービスは他にも。例えばECサイト構築サービス「Shopify」では、2024年4月にAIを活用した「送料無料引き上げレコメンド機能」が利用でき

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