広告主のWeb広告への予算は増加する一方ですが、インプレッションやクリック数などの数字がハッキリと分かる一方で、バナー広告など限られた枠内での表現力は常に課題とされてきました。近年ではユーザーが無意識にバナー枠を無視する「バナーブラインドネス」という現象も指摘されており、ネイティブ広告などアテンションを取れる手法に注目が集まっています。

そんな中、同じ枠内でも表現力が強く、多くの情報量を伝えられる「動画広告」への期待値は年々高まってきています。ただ、表現力が強いということは、制作するための手間もかかるというのがネックで、毎年のように「今年は動画広告元年だ」といわれつつも、まだまだ一部でしか活用が進んでいないというのが現状です。

提案稼業の広告代理店の営業担当者は、クライアントから動画プロモーションの提案を求められる機会も増えていますが、「SNS用の30秒動画1本を作るのに50万円の見積りがあがってきた」や「ベテランの制作スタッフに相談したらTVCFレベルの見積りがあがってきた」などWebサイズの的確な提案をするのに頭を抱える人も多いでしょう。

とはいえ、アカウント獲得のためにはプレゼンに勝ち続けていく必要があり「勝っている隣の代理店はどんな提案をしているのだろう」と気になる人も多いのでは。

Web中心の広告における「ひとつ"先"のプレゼン術」とは

30代以上の広告業界の人なら眞木準氏が編集した「ひとつ上のプレゼン(2005年インプレス社発行)」を読んで、小手先ではない普遍的な思考の重要性に目を見開かされた経験がある人も多いでしょう。ただ、Webプロモーションの提案の場合はIT業界のスタイルもミックスすることでより効果的な提案ができます。

IT業界では主流の仕事の進め方とは、まず「プロトタイプ」を作り、それを仕上げていくという方法。たとえば動画広告に置き換えれば、画コンテやコンセプトではなく「実際の動画を作って、それを仕上げていく」という進め方です。

大掛かりなTVCFではなく、様々なクリエイティブパターンを素早く回すWeb動画広告の提案であればこちらの方が速く・確実に受注まで持っていけます。

メリット①:営業で完結するので「提案のスピード化&省コスト化」が可能

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冒頭のように、動画提案というとなぜか大掛かりなものになりがちですが、Webプロモーションで求められる提案はもっとコンパクト。今は専門の動画編集ソフトを使わなくても、素材と文字情報をフォーマットに入れていくだけでかなり本格的なイメージが作れるようになってきています。

何よりのメリットは「営業だけで提案が完結する」ということ。スタッフと会議のスケジュールを合わせ、そこから協力会社に依頼という流れだと少なくとも1週間はかかってしまいますが、今はデスクトップで制作できるので早ければその日のうちに提案ができてしまいます。

メリット②:完成形をベースに議論ができるのでクライアントと「具体的なイメージ」をもとに着実に仕上げていける

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ジョブローテーションが当たり前になった今、クライアント側にも動画の知見のない担当者も多く、練りに練った画コンテを出しても実はイメージが伝わっていないということも起こります。かといって、Vコンを作るとなると少なくとも数十万円のコストがかかり、受注できなければかなりの痛手です。

そんな時も、動画作成ツールで作れば省コストで済みます。実際のプロトタイプの動画をベースに議論すれば、全員でイメージの共有ができた上で「あとは詰めていくだけ」なので納品までの道のりが見えてきます。

メリット③:クライアントの社内説明もしやすいので喜ばれるだけでなく、【受注スピードも上がる】

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紙の提案書で担当者を納得させられたとしても、さらにもう一枚「その先」の壁を越えなければなりません。動画のプロトタイプがあればクライアントの担当者はその動画を見せればよいだけなので社内説得もしやすく喜ばれますし、結果受注のスピードアップにもつながります。

「今月の予算が足りない」という状況でこれまでは動画提案はありませんでしたが、これからは変わってくるかもしれません。さらにSNSなどで活用する場合、そもそも各プラットフォームが動画優先の傾向があり、パフォーマンスが上がることが多いので結果的に任せてもらえる仕事も大きくなることが期待できます。

ひとつ"先"のプレゼンを叶えるツール

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現在広告代理店を中心に国内で最も導入されているのがカクテルメイク株式会社が提供するSaaS型動画生成ツールの「RICHKA (リチカ)」。リリースから累計250社以上に導入され、月間で10,000本以上の動画が生成されています。

プロの広告クリエイターが開発する350種以上の動画フォーマットに動画や静止画の素材をあてはめていくだけで本格的な仕上がりの動画を作成できます。またFacebookやTikTok、YouTubeなど配信先別に最適化されたフォーマットが用意されているため、ハイクオリティで効果的な広告運用が可能になります。

RICHKAでできる"先に納品してしまう"プレゼンスタイル

時代が変われば、ビジネスの進め方も変わります。本質的な企画力を伸ばすのは時間がかかりますが、まずはプレゼンスタイルで「差」をつけて、受注後の実際の業務の中で企画力を伸ばしていくことが現実的な方法といえます。

これからは、広告代理店ならではの「アイデア」にITの爆速カルチャーを掛け合わせることが勝利の鍵。いわば、プロトタイプを作って「先に納品してしまう」スタイルを始めるなら、国内No.1のサービスの「RICHKA (リチカ)」で。