動画制作会社の選び方｜企画提案力やサポートに長けた5社を紹介

オンラインマーケティング施策として動画制作をしたいものの、自社で動画を制作するには技術やリソースがなく、外部の制作会社に依頼したいと考える担当者もいるでしょう。

そこで今回は、動画制作会社を選ぶ際にチェックしたいポイントとともに、企画提案力や制作後のサポートが充実している会社を5社ピックアップして紹介します。依頼先に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1. 動画制作会社を選ぶ前に決めるべきこと
2. 動画制作にかかる費用相場
3. 動画制作会社の選び方・4つのチェックポイント
4. おすすめの動画制作会社5選
   1. Crevo株式会社
   2. 株式会社プルークス
   3. 株式会社フォー・ファイヴ
   4. 株式会社アーツテック
   5. zFilms株式会社
5. 動画制作会社を比較検討する際の注意点
6. 企業における動画の活用シーン
7. 実績のある動画制作会社への依頼で納得のいく動画を作ろう

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動画制作会社を選ぶ前に決めるべきこと

動画制作会社を選ぶ前に、まずは目的・予算・納期・スケジュールを決めておきましょう。これらを先に決めておくことで、より自社に合った制作会社を選びやすくなります。

目的

目的を定める際は、「作成した動画を通して何をしたいか」を明確にしましょう。企業が動画を作成する目的には、以下のようなものがあります。

• 企業ブランディング
• 認知拡大
• 集客
• 商品やサービスの紹介
• 採用広報
• 人材教育

目的により、動画制作の方向性は大きく変化します。目的を明確にすることで、その分野に強みをもった制作会社に依頼しやすくなります。

予算

目的とあわせて決めておきたいのが、動画制作にかけられる予算です。依頼する制作会社や動画の尺、クオリティによって費用が変わってくるため、先に予算を決めておくことで自社に合った制作会社を選びやすくなります。

予算については上限を決めておき、予算内で収められる内容を提案してもらうと良いでしょう。ある程度の予算を決めておくだけでも、話が進めやすくなります。

納期・スケジュール

納期やスケジュールを決めておくことも重要です。「いくらで」「いつまでに」「どんな」動画を作りたいかを明確にしておけば、自社に合った動画制作会社が選びやすくなります。

相談や見積もりを行う段階で納期を提示しておかなければ、スケジュール通りに進められなくなる可能性もあります。契約後のトラブルを避けるためにも、納期やスケジュールは細かく設定しておくのがおすすめです。

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動画制作にかかる費用相場

動画制作にかかる費用相場は、作る動画の内容やクオリティによって大きく異なります。目安としては、1本30～300万円程度です。

例えば、既にある素材とアニメーションを組み合わせて動画を制作するなど、撮影をしない場合は制作費用が比較的安くなります。

一方で素材から作る場合には、撮影や加工にもコストがかかり、制作費用が高額になる傾向にあります。さらに、キャストを起用したりオリジナルのアニメーションを使って動画を制作したりすると、より高額な費用がかかります。

自社が希望しているスタイルにあわせ、予算を組みましょう。

関連記事：動画制作の費用相場は？安く抑えるコツや進め方、外注先を選ぶ時のポイント

動画制作会社の選び方・4つのチェックポイント

動画制作会社を選ぶ際には、対応ジャンルや企画提案力など4つのポイントに注目する必要があります。ここでは、制作会社選びのチェックポイントを見ていきましょう。

対応ジャンル

動画制作といっても、その種類はさまざまです。目的によって以下のように、適した動画の種類が変わってきます。

また実写・アニメーション・3DCGのように、対応している表現方法もチェックしておくのがおすすめです。制作会社の実績から、どんな種類・表現方法に対応しているのか確認しておきましょう。

さらに、自社の目的にはどのような種類・表現方法の動画が向いているのか、提案が受けられる動画制作会社だとなお安心です。

企画提案力

動画制作会社を選ぶ際には、企画提案力があるかどうかも重要なポイントです。自社で企画するのが難しい場合には、企画段階から入ってくれる会社を選びましょう。

動画制作会社の企画提案力は、見積もりの際に構成案を作成してもらうことで確認できるでしょう。特に気になる会社を3〜4社ピックアップし、それぞれの見積もりと構成案を比較することをおすすめします。

サポート内容

対応ジャンルや企画提案力のほか、サポート内容もしっかり確認しておきましょう。進行サポートの有無やアフターサポートの範囲など、細かな内容までチェックしておくのがポイントです。

疑問やトラブルがあった際の問い合わせ窓口が充実しているか、動画制作後の運用サポートやコンサルティングが可能かどうかを事前に確認してください。

特に初めて動画制作会社に依頼する際は、サポート体制の充実度を優先して制作会社を選んだ方が、万が一のことがあった際でも安心でしょう。

見積もり内容

動画制作会社を選ぶ際には、見積もりの内容にも注目しましょう。見積もりの中に納期やスケジュールが記載されているか、費用の内訳が細かく記載されているかも重要なポイントです。

見積もりが分かりやすいと、その後の打ち合わせやコミュニケーションもスムーズにいく可能性が高くなります。

おすすめの動画制作会社5選

ここからは、企画提案が受けられる上に動画制作後のサポートもあるおすすめの動画制作会社を5社ピックアップして紹介します。対応ジャンルや実績についても記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Crevo株式会社

出典：Crevo株式会社

●アニメーションに強み！企画から制作・効果検証まで丸ごと依頼可能

Crevo株式会社は、上場企業からスタートアップ企業まで、2,000社10,000件以上と幅広い制作実績がある動画制作会社です。

大手広告代理店やTV制作会社出身の経験豊富なプロデューサーが多数在籍し、案件ごとにチームを編成して動画制作に着手します。特にアニメーション動画を得意としており、他にも実写や3DCG、シネマグラフを使った映像制作も依頼できます。

幅広いジャンル・料金帯の動画制作に対応しており、企画から制作、効果検証と動画制作を丸ごと依頼可能です。課題や目的に応じて最もリーズナブルな提案が受けられるのも嬉しいポイントです。

【対応ジャンル】
・広告動画
・サービス紹介動画
・ブランディング動画
・SNS用プロモーション動画
・デジタルサイネージ用動画

【サポート内容】
・企画
・LP設計
・サイト設計
・広告運用
・効果測定 など

【主な実績】
2,000社10,000件以上の制作実績
（三菱電機株式会社、株式会社ヤマサキ、杏林大学、株式会社朝日新聞社など）

【料金プラン】
・〜49万円
（シンプルにメッセージを表現）
・50〜99万円
（ストーリー性のある表現で差別化）
・100〜299万円
（表現の幅がグッと広がる）
・300万円〜
（とことんクオリティにこだわる）

株式会社プルークス

出典：株式会社プルークス

●リピート率7割超！豊富な実績と幅広いアフターサポートが魅力

株式会社プルークスは、2000社6000本以上の制作実績を誇り、マーケティング実績も豊富な動画制作会社です。実写や静止画のほか、CG・3DCG動画・アニメーション動画も依頼でき、広告動画からインナーブランディング、教育研修などの社内用動画にも対応しています。

専属コンサルタントが制作ヒアリングを実施し、動画の企画から活用方法などを提案。制作後のマーケティング施策や活用サポート、効果測定など幅広いアフターサポートが用意されているのも特徴です。

経験豊富な社内スタッフに加え、社外にも1,000名超のパートナーネットワークを保有。プロジェクトごとに最適な人材をアサインし、独自のチームで動画制作に着手します。

【対応ジャンル】
・広告動画
・サービス紹介動画
・ブランディング動画
・マニュアル動画
・事業紹介動画
・採用動画

【サポート内容】
・企画
・シナリオ・絵コンテ作成
・撮影
・編集
・アフターフォロー
※別途広告運用やクリエイティブ制作など、動画マーケティング全般に対応したメニューあり

【主な実績】
2,000社6,000本以上の制作実績
（雪印メグミルク株式会社、NTT東日本、JAグループ千葉など）

【料金プラン】
・サービス紹介、営業ツール、マニュアル：〜100万円
・プロモーション、会社紹介、採用、イベント：100〜200万円
・TVCM、ブランディング：300万円〜

株式会社フォー・ファイヴ

出典：株式会社フォー・ファイヴ

●自社撮影スタジオ保有！動画とグラフィック制作を同時に依頼可能

株式会社フォー・ファイヴは、自社の撮影スタジオを保有している動画制作会社です。年間500作品以上の豊富な実績に加え、82%と高いリピート率を誇っています。

撮影から依頼する場合、3つの自社撮影スタジオを無料で利用できます。通常だとスタジオ費用などで数十万円かかる中、スタジオを使った本格的な撮影が無料で行えるのは嬉しいポイントです。

経験豊富なクリエイターを中心にチームを組み、企画・撮影・編集・デザインまで一括して依頼できます。デザインは​​グラフィック制作を得意としており、イラストや3DCGにも対応しています。

動画に加え、広告ポスター/カタログやWebサイトのデザインも合わせて依頼したい企業には特におすすめです。

【対応ジャンル】
・CM動画
・商品/サービス紹介動画
・採用/会社案内動画
・グラフィック動画   など

【サポート内容】
・企画
・撮影
・デザイン
・アフターサポート   など

【主な実績】
年間500作品以上の豊富な制作実績
（大東建託株式会社、日本電気通信システム株式会社、アース製薬株式会社、株式会社コーセーなど）

【料金プラン】
要問い合わせ

株式会社アーツテック

出典：株式会社アーツテック

●戦略面から相談可能！コンサルティング型の企画が得意な会社

株式会社アーツテックは、1994年に創業し、1,000社5,000タイトル以上と豊富な実績があります。旬の動画マーケティングに精通したスタッフが多数在籍しており、コンサルティング型の企画を得意としているほか、動画運用に関する知識やノウハウに優れている点が魅力です。

動画制作だけでなく戦略面も相談可能で、依頼内容にあわせた企画提案を受けられるため、一括して任せたい場合にも向いています。幅広いジャンルに対応しており、CG・アニメーション動画などの作成も依頼できます。

【対応ジャンル】
・店頭CM
・WEB動画
・TVCM
・会社紹介動画
・採用動画
・イベント動画
・プロモーション動画
・ブランディング動画など

【サポート内容】
・企画構成
・新規動画撮影
・構成編集
・グラフィック作成
・キャスティング
・ナレーション   など
※プランごとに内容は変動

【主な実績】
1,000社5,000タイトル以上の実績
（株式会社プリントパック、環境省、株式会社ZERO、富士通株式会社など）

【料金プラン】
・シンプルクオリティ動画プラン：30万円～
・テレビ番組クオリティ動画プラン：50万円～
・テレビCMクオリティ動画プラン：100万円～

zFilms株式会社

出典：zFilms株式会社

●映像を用いたブランディングが得意！エッジの効いた動画で差別化

zFilms株式会社は、リッチコンテンツに特化したブランディングファームです。映像制作・配信からクリエイティブ制作、イベント配信のデザインなどを主に手がけています。

自社で三面ホリゾントのクロマキースタジオを保有しており、​大人数でのスチール撮影や映像収録​はもちろん、リアルタイムで合成したイベントの実施なども行なっています。

実績も豊富で、他社とは違うエッジの効いた動画が魅力です。VFXやXRなどを駆使した動画も依頼できます。

【対応ジャンル】
・ブランドムービー
・WEB用動画
・TVCM用の映像
・プロダクトの説明動画
・ライブ配信
・会社の写真撮影　など

【サポート内容】
・スタジオ撮影
・ブランド設計
・企画
・アフターサポート　など

【主な実績】
P&Gジャパン合同会社、TBSラジオ、協和化学工業株式会社など

【料金プラン】
要問い合わせ

動画制作会社を比較検討する際の注意点

動画制作会社を選ぶ際は、複数の会社を比較検討するのがおすすめです。ここでは、比較検討する際の注意点を解説します。

見積もりは3～4社から取る

動画制作会社を比較検討する際には、必ず3～4社から見積もりを取得しましょう。

1社のみだと比較できず、相場も分からないまま依頼することになってしまう可能性があります。ただし見積もりをたくさん取り過ぎても、比較検討するのが大変になってしまいます。

そこで厳選した3〜4社から見積もりを取得し、費用や見やすさなどを比べてみてください。例えば、実写とアニメで迷っている場合には、実写2社とアニメ2社で比較してみるなどです。

追加料金の有無を確認する

見積もりを確認する際は、追加料金の有無を必ず確認してください。基本料金や見積もりに書かれた金額に含まれている内容をチェックし、オプション料金や追加料金がかかるかどうかを聞いておきましょう。

中にはアフターサポートや機材・スタジオ利用に、追加料金が発生する制作会社もあります。コンサルティングや運用サポートなどを受けたい場合には、見積もりの段階で細かく確認しておくと安心です。

イメージが分かる構成案を作成してもらう

見積もりでは動画の完成イメージが分かる構成案もあわせて作成してもらいましょう。100万円以下の動画制作の場合、細かな構成案を用意してもらえない可能性もありますが、コンペ料を支払えば作成してくれる会社もあります。

具体的なイラストやコマ割りが欲しい場合には、問い合わせの段階で確認しておくことも大切です。簡単な動画の構成案であれば、テキストベースのものでも十分イメージが伝わります。

動画制作後にイメージと違っていたと後悔しないために、構成案の確認は慎重に行なってください。

企業における動画の活用シーン

企業における動画の活用シーンには、以下のようなものがあります。

• 動画広告
• コンテンツ内の動画
• SNS投稿
• メール内コンテンツ

活用方法によって制作する動画のイメージが異なったり、適切な尺が異なったりするため、どのようなシーンで活用したいかを明確にしておきましょう。また動画広告と一括りにいっても、掲載先によって適切な動画の長さが異なる場合があります。

利用シーンに応じた動画を制作することも非常に重要なポイントとなるため、制作した動画をどこで使うのかを制作会社に伝えておくと良いでしょう。

関連記事：【動画活用の基礎知識まとめ】新人マーケターが押さえておくべき動画制作9つのチェックリスト

実績のある動画制作会社への依頼で納得のいく動画を作ろう

今回は動画制作会社の選び方とともに、比較のポイントやおすすめの動画制作会社を紹介しました。多くの動画制作会社がありますが、会社によって対応ジャンルや費用感、得意不得意はさまざまです。

自社の目的やイメージに合う動画を制作するためにも、ぜひ本記事を参考にしながら動画制作会社を選んでみてください。