チームで仕事をしている場合、チーム内のコミュニケーションは仕事の効率やスピードを左右する重要な要素です。
マネジメントする立場にある方は、チームメンバー全員がスムーズに仕事を進め、成果を出せる環境を構築する必要がありますが、そうそう簡単なことではありません。
成果を出すチームに育てるためには、どのようなポイントを抑えればいいのでしょうか。

今回は、チームビルディングについて学べるTed動画をご紹介します。
マネジメントする立場にある方は、自分のチームで活かせる部分がないか考えながら視聴してみましょう。

チームビルディングとは

チームビルディングとは、メンバーそれぞれが強みを発揮しながら、チームとしての目標を達成するための組織作りを指します。

人は誰でも強みと弱みを持っています。
自分一人の力では限界があるものもチームでそれぞれの強みを発揮すれば、お互いに弱みをカバーして高い成果をあげられるでしょう。

ですが、いきなりチームビルディングをしようと思ってもなにから始めればいいのかわからない方も多いはずです。実際にチームビルディングによってどんな効果があるのか、Ted動画を参考にしてみましょう。

参考:
チームビルディングの意味・目的とは?ゲームなどの手法もご紹介
チームビルディングとは

チームビルディングやマネジメントについて学べるTed動画8選

1. ジム・ヘマリング: 絶え間ない変化の時代に組織を導く5つの方法

組織変革の専門家であるジム・ヘマリング氏によるプレゼンテーション動画です。

ヘマリング氏は冒頭で、人は自分を変えることには喜んで取り組むのに組織を変えるとなると途端にネガティブな感情を持つと指摘しています。

その上で、組織を変革するときに必要な方法を5つ解説しています。
1つ目は、「なぜそうするのかという強い目的意識を持ち共有すること」だと、おもちゃのブロックを販売するレゴ社を例にあげて語っています。

その後も順を追って組織を変えるために重要なポイントを解説しています。
組織変革にお悩みの方は、残りの4つのポイントもチェックしておきましょう。

2. アダム・ガリンスキー: はっきり主張できるようになるには

社会心理学者のアダム・ガリンスキー氏によるプレゼンテーション動画です。

人間には、自分の意見をはっきり主張できるときとできないときがあり、それぞれどんな状況でそうなるのか解説しています。

自分の意見が発言しやすいかどうかは、チームビルディングにおいて非常に重要な役割となります。チームの雰囲気づくりに活用できるでしょう。

3. ロザリンデ・トーレス: 優れたリーダーになる条件

リーダーシップについての専門家であるロザリンデ・トーレス氏のプレゼンテーション動画です。

トーレス氏は25年にわたり、優秀なリーダーが他のリーダーとどこが違うのかを仕事を通して考察してきました。
その結果、優秀なリーダーになるための素質を兼ねそなえているかどうかは、3つの質問によって決まると解説しています。

その3つとは、「どのような方法で未来を予想しているか」「どうやって自分とは違う人と人脈を築いているか」「これまで成功してきたやり方を捨てることができるか」という質問です。

3つの質問に回答できる人に共通している優秀なリーダーは、過去の成功体験も簡単に捨てることができ、常に次に備えて準備をしている人だとトーレス氏は語っています。

4. アダム・グラント: 「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?

組織心理学者のアダム・グラント氏によるプレゼンテーション動画です。

人はギバー(与える人)、テイカー(奪う人)、マッチャー(ギバーとテイカーの中間)の3つに分けることができると解説しています。

その上で組織を変えるために重要な役割を果たすのが、「ギバー」だと指摘します。
ギバーは組織を改善するための知識をチームに与え、自分を犠牲にしても他人のために尽くすからです。
組織において改善する役割を果たしてくれるギバーがより活躍できる環境作りについてグラント氏は語っています。

自分が所属するチームメンバーがギバー、テイカー、マッチャーのどれに該当するのか考えながら視聴すると、新たな発見があるかもしれません。

5. 湯川カナ:「弱み」が最強なチームを作る

コラムニストの湯川カナ氏によるプレゼンテーション動画です。

誰かが困っているときに助けたいと思っている人はたくさんいるのに対して、自分が困っているときに助けてほしいと助けを求めることができる人は少ないと指摘しています。

人に助けを求めること、つまり自分の弱みをだれかにさらすことを軸に、弱みを軸にチーム作りを行うポイント3つを解説しています。
その中で、他者の弱みを知ってもそれを克服させようとするのではなく、自分がカバーできないかを考えることが重要だと説明しています。

6. イブ・モリュー: ルールが多すぎると仕事は捗らない

BCG組織研究所所長のイブ・モリュー氏のプレゼンテーション動画です。

モリュー氏は、人々が生産性を向上させようとして指標にするものこそが、人々の努力を無意味なものにしてしまっていると、スポーツのリレーを例に出しながら解説しています。
例えばバトンを渡すときの責任の所在を明確にしてしまうと、失敗したときのだれが悪いのかばかりに気をとられてしまい、組織がうまくいかないと指摘しています。

7. デレク・シヴァーズ: 社会運動はどうやって起こすか

アメリカの起業家であるデレク・シヴァーズ氏のプレゼンテーション動画です。

シヴァーズ氏は、社会運動がどのようにして起こるのかを2人の男性を例に出して説明しています。

リーダーになったものが注目される傾向にありますが、本当にその人をリーダーにしたのは、リーダーになるであろう人物についていくことを決めた人だと指摘しています。

全員がリーダーになるのではなく、リーダーについていく勇気をもつことも重要であると解説しています。

8. セス・ゴーディン:我々がリードする部族

起業家であるセス・ゴーディン氏によるプレゼンテーション動画です。

ゴーディン氏は、人類はインターネットを通じて「部族」という組織をさらに作り出していると説明しています。
そのなかで、常に変化を生み出し挑戦し、文化を作り出すのが、リーダーに共通するポイントだと解説しています。

まとめ

今回ご紹介したプレゼンのほとんどで「ビジョンを示すこと」「役割の明確化」の重要性が語られています。
チーム一丸となって邁進するためには指針が不可欠であり、より効率的に目的に近づくためには適材適所な状態にできているかが鍵となります。
目指すところも、一人一人の役割も明確であれば誰に何を相談すればいいのかが簡単にわかるので、チーム内のコミュニケーションもスムーズになるでしょう。
そのような環境が構築できれば、成果を出せるチーム作りに近づくことができます。

チームのコミュニケーションがなかなか上手くいかないとお悩みの方は、まずは上記のポイントを意識してみてはいかがでしょうか。