YouTubeに動画をアップしたものの、マーケティングに活用できていないという方も多いのではないでしょうか。動画からアクセスやコンバージョンを獲得するには「動画SEO」の取り組みが重要です。

動画SEOとは、動画を検索エンジンで上位に表示させるための施策を指します。動画SEOの施策は大きく分けて、「YouTube内で検索上位を狙うテクニック」と、「Googleで検索上位を狙うテクニック」の2種類です。

この記事では、動画SEOのひとつである「YouTube内における検索順位を向上させる施策」について、重要な指標やポイントを解説します。

Googleで検索上位を狙うための動画SEOについては、下記のページをご参照ください。

動画のSEOベストプラクティス|Google検索セントラル

目次

  1. YouTubeで動画SEOを行うメリット
  2. YouTubeの動画SEOで重要な7つの指標
  3. YouTubeの動画SEOを成功させるポイント

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YouTubeチャンネル運営における考え方と押さえるべきポイント

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YouTubeチャンネルを運営する上で⽋かせない⽬的やKPIの設定⽅法、視聴回数を増やすテクニックについて解説します。

YouTubeで動画SEOを行うメリット

YouTube内の検索順位向上によって得られるメリット

動画SEOによってYouTube内での検索順位が高まると、動画自体の視聴回数が増えたり、自社サイトへのアクセス流入につながったりします。YouTubeの動画SEOで得られる主なメリットは次の通りです。

動画の視聴者数が増える

YouTubeの検索結果ページの上位に自社の動画が表示されると、より多くのユーザーに動画を見てもらえる可能性が高まります。動画の視聴者数が増え、自社の商品やサービスの認知拡大につながることが動画SEOに取り組むメリットです。

自社のターゲットユーザーにリーチできる

動画SEOによって狙った検索キーワードで上位表示できれば、自社のターゲットユーザーに動画を見てもらいやすくなります。

例えば、セールス担当者向けの商材を販売している企業では、「セールストーク コツ」や「商談 テクニック」などのキーワードで動画を上位表示させることで、ターゲットユーザーへのリーチが期待できます。また、電化製品を販売する企業の場合は「商品名+レビュー」や「商品ジャンル+おすすめ」などが、動画SEOで狙うべきキーワードの例です。

単に視聴者数を増やすだけでなく、最終的なコンバージョンにつながる見込み度の高いユーザーにリーチできることが動画SEOのメリットです。

自社サイトへの流入やCV獲得につながる

YouTubeにアップした動画の再生ページでは、概要欄などに自社サイトへのリンクを設置できます。商品・サービスを紹介するセールスページや、ECサイトなどへのアクセスを促すことが可能です。

自社サイトへのアクセス流入コンバージョン獲得につながることが、動画SEOでYouTube内の検索順位を向上させるメリットです。

YouTubeの動画SEOで重要な7つの指標

YouTubeの検索アルゴリズムでは、より多くのユーザーの興味を引き、長時間再生してもらえる動画が高く評価されます。YouTubeの動画SEOに取り組むにあたってチェックするべき主な指標は次の7つです。

①総再生時間

総再生時間は、動画がユーザーに再生された時間の合計を表す指標です。動画の尺や再生回数、視聴者維持率が大きいほど、総再生時間が長くなります。

YouTubeにアップした動画の総再生時間は、「YouTube Studioダッシュボード」の画面で確認することが可能です。左メニューの「アナリティクス」を選択すると、チャンネルにアップした全動画の総再生時間が表示されます。

YouTubeのチャンネルにアップした全動画の総再生時間

また、ページ下部にある各動画を選択すると、動画ごとの総再生時間も確認できます。

YouTubeの動画ごとの総再生時間

②視聴者維持率

視聴者維持率は、動画がどこまで視聴されているかを表す指標です。横軸が動画の再生時間、縦軸が視聴者維持率の折れ線グラフとして表示されます。

視聴者維持率は、ダッシュボード左メニューの「アナリティクス」をクリックし、「概要」タブの下部から対象の動画コンテンツをクリックすると確認できます。

YouTubeがどこまで視聴されているか

視聴者維持率のグラフから、視聴者の反応を知ることが可能です。例えば、グラフが下降している箇所は、時間の経過とともに視聴者が関心を失っていることを表します。

YouTubeの視聴者維持率のグラフ

繰り返し再生された箇所や、多くのユーザーに共有された箇所はグラフが山形になる場合があります。

③ユニーク視聴者数

ユニーク視聴者数は、チャンネルや動画を視聴したユーザーの数を表す指標です。ユニーク視聴者数の増加、新たな視聴者を獲得できていることを表します。

ダッシュボード左メニューの「アナリティクス」をクリックし、「視聴者」タブを選択すると、チャンネルのユニーク視聴者数の確認が可能です。

YouTubeのチャンネルのユニーク視聴者数

同様に、各動画の詳細ページから、動画ごとのユニーク視聴者数も確認できます。

YouTubeの動画ごとのユニーク視聴者数

④評価

評価とは、ユーザーによって動画につけられた高評価数・低評価数を表す指標です。ユーザーから高評価を集めている動画は、YouTubeの検索エンジンでも高く評価されると考えられます。

動画の評価は、ダッシュボード左メニューの「コンテンツ」から確認することが可能です。各動画の右側に、高評価・低評価の件数や高評価率が表示されます。

YouTubeの動画につけられた評価と件数

⑤コメント数

コメント数は、ユーザーが動画に対して投稿したコメントの件数です。コメント数の多い動画はユーザーの興味を強く引いていると評価され、検索上位に表示される可能性があります。

動画のコメント数は、ダッシュボード左メニューの「コンテンツ」から確認することが可能です。各動画の右側に、コメント数が表示されます。

YouTubeの動画につけられたコメント数

⑥チャンネル登録者数

チャンネル登録者数は、自社のチャンネルに登録したユーザー数を指す指標です。チャンネル登録者数が多いほど、自社の動画を継続的に視聴したいユーザーが多いことを表します。

チャンネル登録者数は、ダッシュボード左メニューの「アナリティクス」から「概要」タブを選択することで確認が可能です。

YouTubeのチャンネル登録者数

グラフ上部の数値は、画面右上で選択した期間におけるチャンネル登録者数の増減を表します。画面右の「リアルタイム」の欄に表示されている数値が、現在のチャンネル登録者数です。

⑦ソーシャルシェア数

ソーシャルシェア数は、TwitterやFacebook、外部サイトへの埋め込みなどで動画が共有された回数を表す指標です。ソーシャルシェア数が多いほど再生回数も増えやすく、動画SEOで有利になる可能性があると考えられます。

ソーシャルシェア数を確認する際は、まずダッシュボード左メニューの「コンテンツ」をクリックし、「動画」のタブから対象の動画の「アナリティクス」アイコンをクリックします。

YouTubeのソーシャルシェア数の確認方法1

次の画面で、右上の「詳細モード」をクリックします。

YouTubeのソーシャルシェア数の確認方法2

レポート上部の「その他▼」から「共有サービス」をクリックします。

YouTubeのソーシャルシェア数の確認方法3

SNSの種類や共有方法ごとに、動画の共有回数を確認することが可能です。

YouTubeのソーシャルシェア数の確認方法4

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YouTubeチャンネル運営における考え方と押さえるべきポイント

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YouTubeの動画SEOを成功させるポイント

YouTubeの検索エンジンから評価を得るには、大前提として動画自体のクオリティを高める必要があります。その上で、ユーザーのニーズを把握し、タグなどの設定を適切に行うことが重要です。ここでは、YouTubeの動画SEOを成功させるために押さえておきたいポイントを解説します。

ユーザーの検索ニーズを把握する

YouTube内の検索ニーズは、Googleの検索ニーズとは傾向が異なる場合があります。ユーザーがYouTubeでよく検索しているキーワードをリサーチし、ニーズを把握した上で動画を作ることが大切です。

YouTubeにおける検索ニーズは、「YouTube Studio ダッシュボード」の機能で調べられます。ダッシュボード左メニューの「アナリティクス」から「リサーチ」タブを選択し、「YouTube全体での検索」の入力欄に検索キーワードやトピックを入力しましょう。

YouTube内の検索ニーズを把握する

例えば、「ドライヤー」と入力すると、「ドライヤーの音」や「ドライヤー おすすめ」、「赤ちゃん ドライヤー」などのキーワードの検索ボリュームが大きいことが分かります。

YouTube内の検索ボリューム

これらのリサーチ結果から、「ドライヤーの製品ごとの音を比較する動画」や「赤ちゃんにも使えるドライヤーを紹介する動画」などの企画を考えることが可能です。

ユーザーの検索意図を考え、ニーズを満たすような動画を制作すると、高評価を得られる可能性があります。

データをもとにコンテンツを改善する

すでにYouTubeにアップした動画のデータをもとに内容を改善することも、動画SEOで重要なポイントです。

例えば、視聴者維持率がグラフが下がっている部分の内容を確認し、原因を分析することでより良い動画作りのヒントが得られます。「動画の展開が単調で飽きられてしまった」という仮説が立てば、アニメーションや実写を使ってメリハリをつける、効果音を使用するなどの改善が可能です。

コメント数や評価数などのデータをもとにPDCAを回し、動画のクオリティを高めましょう。

タイトルやタグを適切に設定する

YouTube動画のタイトルやタグを適切に設定する

YouTubeの検索アルゴリズムでは、動画のタイトル説明文も評価の対象となっています。タイトルや説明に、上位表示を狙いたいキーワードを含めることが重要なポイントです。

また、動画の内容に関連したタグを設定すると、検索時に見つけてもらいやすくなります。タグの数については諸説あるものの、10個程度に絞り込んで設定しておくことがおすすめです。

動画SEOでYouTube内の検索順位を高めよう

動画SEOの中でも、YouTube内における検索順位を高める施策では、ユーザーファーストな動画作りが重要です。再生時間や視聴者維持率などの指標を分析することで、動画に対するユーザーの反応を把握し、改善のヒントが得られます。

YouTubeにアップした動画の検索順位を高め、認知拡大や自社サイトへのアクセス、CVの獲得などにつなげましょう。

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YouTubeチャンネル運営における考え方と押さえるべきポイント

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