もはやSNSを利用した消費者参加型のキャンペーンは各メーカー当然の施策と言えるでしょう。思わずSNSで拡散したくなるキャンペーンの中から、有名お菓子メーカーが取り組む「消費者参加型キャンペーン」の事例を4つ紹介します。プロモーションの参考にしてみてください。

きのこの山・たけのこの里国民総選挙2019(明治)

2018年に行われた『きのこの山・たけのこの里国民総選挙2018』では「たけのこ党」が693万1220票を獲得し、「きのこ党」の676万1773票を上回って勝利。「どっちも党」が223万8204票という結果でした。

2019年は「前回の得票差16万9448ツイートの賛同が集まれば再選挙をしたい」というきのこ党党首・松本潤さんの訴えかけから2週間で賛同のツイートが集まり、再選挙の開催が決定しました。前回同様ツイッターで投票すれば10票分という施策にプラスして選挙開催前からツイッターでの投稿を呼びかけ、よりSNSでの熱気を高めた施策と言えます。

きのこの山・たけのこの里国民総選挙2019
※このWebページは2023年6月現在公開されていないためURL削除しました

ベビフェス60(おやつカンパニー)

60周年を迎えたベビースター。誰もが一度は食べた事のあるお菓子ではないでしょうか。公式サイトでは60周年記念キャンペーンを「ベビフェス60」と題し、様々なコンテンツが配信されています。

その中でYoutuberとコラボレーションし、ベビースターのアレンジレシピを紹介する動画を公開。Youtubeのユーザー層はお子様も多くいることから、ベビースターのターゲットに新しい食べ方や楽しみ方を提案する効果的な手段と言えるのではないでしょうか。

ベビースターサンクス60th

おひさしプリッツ総選挙(江崎グリコ)

10年ぶりに商品リニューアルを行ったプリッツ。同じく10年ぶりにテレビ出演する女優の一色紗英さんをキャスティングし、制作スタッフも結婚や子育てで一度現場を離れていたスタッフを集め、「もう一度、夢中になろう。」を体現したCMを放送しています。

そんな商品リニューアルに合わせたキャンペーンで「おひさしプリッツ総選挙」を行っています。ツイッターとウェブサイトからの投票が可能で、ツイッターで投票を行うとそれぞれの実演販売士からのお礼メッセージ付でリツイートされます。

おひさしプリッツ総選挙

消費者に仲間となってもらうことが成功のカギ

SNSを活用したキャンペーンは、気軽に消費者とコミュニケーションがとれる施策。単なるお客様ではなく自社の「プチ広報」になってもらい「一緒にキャンペーンを広めてもらう」取り組みが成功の秘訣と言えるでしょう。