世界最大のSNSであるFacebookはユーザーが実名であることに加えて、「いいね!」や「シェア」による情報拡散力が大きな強みです。FacebookユーザーがWebページシェアした際、その情報に訴求力があると、さらなるシェアが期待できます。SNSの特性を最大限に活用した情報拡散には、ユーザーからの「いいね!」や「シェア」をいかに有効利用できるかが、重要なポイントです。

今回は、Facebookにユーザーが「いいね!」や「シェア」をした場合の表示設定であるOGPについて解説します。OGPの設定次第で、マーケティングの成果をぐっと高められますので、ぜひご参考ください。

OGPとは

OGPとは、Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)の略称です。SNSでユーザーがWebページにリアクションをした際に、SNSに情報を伝えるために必要なプロトコルです。OGPの設定によって、Webページタイトルや画像、説明文がSNS上に表示されるようになり、他のユーザーにとってページ内容がわかりやすくなります。

Facebookの場合、Webページに「いいね!」や「シェア」をしたユーザーとつながりのある友達が、ページに興味を持つ可能性があります。情報の拡散はもちろん、新たなファンの獲得にも関わる重要な要素です。FacebookなどのSNSによる情報の伝播を狙うなら、OGPは必ず設定しておきましょう。

OGP設定の基本設定について

OGPの基本共通設定をご説明します。
まずは、OGPを設定するための宣言が必要です。prefix属性を記述しましょう。

以下が設定するべき、OGPプロパティです。

1.タイトル

ページタイトルを設定します。ここに設定した内容がシェアされたSNSに表示されます。

<meta property="og:title" content="タイトル" />

2.ページタイプ

ページの種類を指定します。トップページの場合は”website”を指定し、その他のページは”article”を指定します。

<meta property="og:type" content="種類" />

3.ページURL

ページURLを指定します。絶対パスで指定してください。

<meta property="og:url" content="URL" />

4.サムネイル画像

サムネイルに使用する画像のURLを指定します。こちらも絶対パスです。

<meta property="og:image" content="サムネイルのURL" />

5.ホームページタイトル

ホームページタイトルを指定します。ページタイトルではないので間違えないようにご注意ください。

<meta property="og:site_name" content=“ホームページの名称” />

6.ディスクリプション

ページのディスクリプション(説明文)を設定します。

<meta property="og:description" content="ディスクリプション" />