これからの企業に大切なのは「ヲタ心」を掴むこと

ferret:結局、若者たちの消費は滞ってないんですね。

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長田氏:滞っていません。今後も消費は減っていくことはないかと思っています。「ヲタ活」に表れているように、自分が価値を感じたモノやコトに対してだけに投資をしていくことを続けていくでしょう。彼ら・彼女たちが大人になって働き始めてお金を稼ぎ出したら、「ヲタ活」はコミュニティ化していき、今でいうオンラインサロンのような形になってそこから新しい商品が生まれたりするかもしれないなと予想しています。

なのでこれから企業が彼ら・彼女たちの消費を促したいのであれば、「ヲタ心」を理解して掴んでいくことが重要になると思います。例えば、日本橋に自分の名前入りラベルのドリンクを注文できる「TOUCH-AND-GO COFFEE」というお店があります。今の若い人たちはそこに自分の名前ではなく、今推している人の名前を入れたり推しの色を入れたりしてInstagramにアップするんです。結構話題にもなっています。企業は「ヲタ活」をメインに何かしようと考えるだけでなく、このお店のように「ヲタ活」の消費行動を二次活用して使えるサービスなどをつくっていくのが問われる時代になっていると思います。

ferret:ありがとうございました。