帝国データバンクが、全国2万3,731社を対象に2019年10月の国内景気動向を調査・集計。景気DI(Diffusion Indexes、ディフュージョンインデックス)として発表しました。

DIとは

DIは、景気動向の方向性を示す指数です。各部門の各指標の数値が上がっているのか下がっているのかを調べ、景気に対する影響を把握しています。

2019年10月の動向:前月比1.1ポイント減

スクリーンショット 2019-11-07 18.14.24.png出典:株式会社帝国データバンク

景気DIは前月比1.1ポイント減の43.9となり、3ヶ月ぶりに悪化。消費税率の引き上げと台風などの自然災害の影響で、消費が落ち込み下押しされた。

今後の見通し:消費税率の引き上げにともなう消費の落ち込み度合いが鍵

スクリーンショット 2019-11-07 18.15.13.png出典:株式会社帝国データバンク

今後は、消費税率の引き上げにともなう消費の落ち込み度合いと、その後の動向が重要になる。この消費動向が鍵を握るなか、貿易摩擦や世界経済の減速といった懸念材料も多く、不透明感が一層強まっているとのこと。

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出典:TDB 景気動向調査(全国)― 2019 年 10 月調査 ―

調査先企業の属性
1.調査対象(2万3,731社、有効回答企業1万113社、回答率42.6%)
2.調査事項
・景況感(現在)および先行きに対する見通し
・経営状況(売り上げ、生産・出荷量、仕入れ単価・販売単価、在庫、設備稼働率、従業員数、時
間外労働時間、雇用過不足、設備投資意欲)および金融機関の融資姿勢について
3.調査時期・方法
2019年10月17日~10月31日(インターネット調査)