ここ数年、「IoT」という言葉を耳にする機会が増えています。IoTとは「Internet of Things」の略。日本語にすると「モノのインターネット」となります。

簡単に言えば、現実世界にあるさまざまなモノに通信機能を搭載して、インターネットに接続させる技術のこと。そして、その代表的なものとして例に挙げられるのが「スマートスピーカー」です。

この記事では、Googleが開発・販売しているスマートスピーカー「Google Home」を例に、スマートスピーカーがどんなことができるのか、解説します。

Google Homeとは?

スマートスピーカーは、音声を認識する機能(音声アシスタントと呼ばれる)を搭載しており、話しかけることでさまざまな機能を使うことができます。

そのスマートスピーカーのひとつが、Google Homeです。Google HomeはGoogleが販売を行っている製品で、音声アシスタント「Googleアシスタント」を搭載しています。

基本的にはBluetoothスピーカーなので、スマートフォンなどのBluetooth搭載機器と接続することで、ワイヤレススピーカーとして使用することができます。

Google Homeでできること

ただし、それだけではありません。「OK、グーグル」という音声コマンドとしてほしいことを話しかけると、さまざまな機能を使用することができます。その代表的な機能を紹介します。

インターネット検索

「OK、Google。○○を調べて」と話しかけると、インターネット検索を行うことができます。気になるニュースや意味を知りたい言葉などを、手軽に調べることができます。スポーツの結果なども調べることが可能です。

音楽を再生する

Google Homeでは、「Google Play Music」や「Spotify」などの音楽配信サービスと連携させることで音楽を再生することができます。「OK、Google。星野源をかけて」「OK、Google。レモンかけて」というように、アーティスト名や曲名を指定することもできますし、プレイリストを指定して再生することもできます。また、プレイリストへの追加や削除も音声で行えます。

天気予報

「OK、Google。明日の天気は?」などと話しかけると、天気予報を確認できます。外出前に今日の天気を調べたり、出張先の天気を調べることも可能。お出かけ前の確認に。

アラームやタイマーをかける

Google Homeはアラームやタイマーを設定することができます。たとえば「OK、Google。明日の7時にアラームをセットして」と話しかければ設定完了。カップラーメンを食べるときに「OK、Google。タイマーを3分でセットして」と話しかければ、ちょうど食べ頃のときにタイマーでお知らせしてくれます。

翻訳機能

Google Homeは翻訳機能も搭載されています。日本語を各種言語に翻訳することはもちろん、外国語を日本語に翻訳することも可能です。

スケジュール管理

Googleが提供するスケジュール機能「Googleカレンダー」と連携させると、Googleカレンダー上のスケジュール確認が行えるようになります。

スマートホーム対応家電の操作

照明やエアコン、ロボット掃除機などの音声やスマートフォンから操作ができる「スマートホーム」対応家電を、Google Homeから操作することができます。

乗換検索

GoogleマップやGoogleフライトなどと連携することで、目的地までの乗換検索や運賃情報、時刻表などを検索することができます。電車のルートを知りたい場合は「OK、Google。東京駅から熱海駅までの電車のルートを教えて」というように、「電車」や「飛行機」などのキーワードを入れることで、乗り物を指定できます。また、道路の渋滞情報なども取得できます。

ひまつぶし

Google Homeはひまつぶしの相手もしてくれます。たとえば「OK、Google。おもしろい話をして」と話しかけると、小話をしてくれます。そのほか、回文や豆知識、ことわざなども教えてくれます。そのほか、占いをしてくれたり、なぞなぞを出してくれる機能もあります。