BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとは、社内に眠っている膨大な情報を一元管理し、複雑な分析を通して意思決定を助ける情報に変換したり、プレゼンや資料作成で必要なレポートを作成したりできるツールの総称です。近年はBIツールを導入する企業も増えており、「データドリブン」な意思決定には欠かせないツールとなっています。

本記事では、手軽に導入できるクラウド型のBIツールを、使いやすさや機能を中心に比較しながらご紹介します。

BIツールが注目される理由

BIツールが注目されている理由としては、「ニーズの多様化」や「広告手法の変遷」といった背景によって、経営判断や業務上での意思決定がより難しくなっていることが挙げられます。

従来のように量をこなせば結果が出る仕事は減少しており、正確にユーザーのニーズを読み取ったり、深くニーズに応えるサービスや商品を提供したりすることが求められるようになり、業務に携わる社員一人ひとりにとっても正しい指針が必要になっているのです。

その指針として有効なのが、社内にある様々なデータです。例えば、一見すると意味のない売上の偏りがあったとします。その偏りに何らかの意味を見いだしてニーズを明らかにできれば、競合との差別化が図れますし、売上の向上などポジティブな影響が期待できます。

このような判断は、これまで経験や勘といった暗黙知によってこなされてきましたが、データによって判断を下せるようになると、経験の薄い社員であっても売上に貢献でき、全社的に業務の効率や成果を高められるのです。

そのため近年はBIツールを導入する企業が増加しており、データドリブンな経営・業務スタイルも普及しています。

BIツールを選ぶ際のポイント

データに基づいた正確な意思決定を手助けするBIツールですが、すでに数多くのツールが開発され、大きな市場を形成しています。BIツールを導入しようと思っても、どのツールが良いのか分からず迷ってしまうことでしょう。

BIツールを選ぶ際には、以下のようなポイントに注意するのがよいです。

  • 求める機能が備わっているか
  • だれでも利用できる直感的な操作が可能か
  • 費用対効果は適切か

BIツールは大きく「OLAP分析」「レポーティング」「プランニング」「データマイニング」という4つの機能を搭載しています。ツールによっては、この各機能のなかでどの機能に強みを持っているのかが変わってくるのです。

まずは自社がどのような課題を抱えていて、BIツールにどんなはたらきを期待しているのか明らかにしておきましょう。自社が求める機能の詳細を見極めて、適切なツールを選ぶことが大切です。

BIツールのなかにはプログラミングが必要なものも存在するので、そういった操作が難しいものを導入してしまうと、初めてBIツールに触れる方が使いこなせなくなる可能性があります。そのため、操作感も非常に大切な要素です。初めてBIツールを導入するのであれば、直感的な操作が可能なツールを選ぶことをおすすめします。

もう一つのポイントとして、費用対効果が適切かどうか見極めることが挙げられます。どれだけ高性能なBIツールを導入しても、その効果が費用に見合っていないのであれば意味がありません。捻出できるコストと期待する効果を明らかにして、予算を決めておくと良いでしょう。