【転職先で感じたプレッシャーランキング】経験者500人アンケート調査
転職先で感じたプレッシャーに関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、転職経験のある男女500人を対象に「転職先で感じたプレッシャーに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://media.bizhits.co.jp/archives/13816 )
転職が決まって、働きはじめる前に緊張している人も多いのではないでしょうか。
新しい職場で働くにあたっては、「同僚と仲良くやっていけるか」「仕事をちゃんとこなせるか」「周囲の期待が大きすぎたらどうしよう」など、さまざまなプレッシャーがありますよね。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ(
https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits(
https://media.bizhits.co.jp/ )は、転職経験のある男女500人に「転職先で感じたプレッシャー」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:転職経験がある人
調査日:2021年6月22日~28日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性311人/男性189人)
調査結果サマリー
・転職先で感じたプレッシャー1位は「人間関係の構築」
・転職先でのプレッシャー克服のためにしたことは「積極的なコミュニケーション」
・プレッシャーから解放されたのは転職後5.5ヶ月
転職先で感じたプレッシャー1位は「人間関係の構築」
まず「 転職先で最もプレッシャーに感じたことは何ですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位7位までをランキング形式で紹介します。
ダントツの1位は「人間関係の構築」でした。
2位以下は「周囲からの期待」「仕事の内容」「成果が出せるか」と続きます。
「人間関係の構築」は新卒であれ転職であれ感じるプレッシャーでしょうが、「周囲からの期待」などは転職ならではのプレッシャーといえそうです。
転職・中途採用だと「即戦力」として期待されて入社するケースが多いので「期待が大きい」「成果を出して期待に応えないと」とプレッシャーがかかる人も多いのですね。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 人間関係の構築】
・人間関係です。一人で中途入社したときに、誰とも仲良くなれなかったらどうしようかと思っていました(女性、転職時22歳)
・人間関係についてプレッシャーを感じます。職場の人間関係でうまくいった試しがないので(女性、転職時28歳)
・転職先の人たちと早く打ち解けられるか、仲良く仕事ができるかプレッシャーだった(男性、転職時45歳)
「転職先でプレッシャーに感じたこと」第1位は、「人間関係の構築」です。
「前職の人間関係がツラくて転職を決意した」という人も多いため、とくにプレッシャーを感じるのかもしれません。
「同僚と仲良くできるかプレッシャー」「揺るがない人間関係ができあがっており、そこに入っていくのがしんどかった」などの回答が寄せられました。
また「年下の上司だったので、接し方に気を使った」「年上の部下とうまくやれるか、プレッシャーでした」など、上司や部下の年齢に関する回答も複数ありました。
【2位 周囲からの期待】
・前職が医師の秘書だったため、仕事ができると思われていたこと。また「若いからすぐに覚えられるだろう」といわれたこと(男性、転職時25歳)
・同じ業種で経験者採用だったので、即戦力として期待されたこと(女性、転職時31歳)
・同業種の規模の大きい会社から小さい会社に転職したので、最初から期待されているのを感じました(男性、転職時38歳)
「即戦力として期待された」「期待が大きすぎる」「期待はずれと思われたくない」などのプレッシャーを感じた人が多数。
「異業種・同職種の転職で、自分自身は異業種で同じように仕事できるか不安だったのに、周囲からは期待されていた」「2年ほどブランクがある状態で転職したが、年齢的なこともあり即戦力として期待された」といった声も。
「面接時に最大限自分をアピールしたため会社側の期待値もあがり、プレッシャーになった」「ヘッドハンティングだったので期待値が高かった」という人もいました。
【3位 仕事の内容】
・未経験の職種だったので仕事をすぐ覚えられるか不安でした(女性、転職時24歳)
・運輸関係から法律関係に転職し、法律用語がまったくわからず強いプレッシャーを感じました(男性、転職時30歳)
・システムだけできると思っていたのが、何でもやるようになったのがプレッシャーでした(女性、転職時49歳)
「仕事がなかなか覚えられないのでは」「未経験の仕事で不安」「想像していた仕事内容と違った」などの理由でプレッシャーを感じた人が多くいました。
「いきなり扱ったことのない医療機器を操作したり、馴染みのない採血グッズで採血をするとき(看護師)」など、同じ業界・職種の転職であっても業務内容にプレッシャーを感じたという意見もありました。
【4位 成果が出せるか】
・転職先でいち早く成果を出さなければいけない、前職と同様に働けるようにならなければと感じていたこと(女性、転職時24歳)
・即戦力候補での中途採用だったため、即結果を求められたこと(男性、転職時32歳)
・事務的な業務から営業職に転職したため、営業ノルマ達成にプレッシャーを感じました(男性、転職時45歳)
「過度な期待をされての入社だったので結果に対するプレッシャーを感じていました」など、周囲からの期待をヒシヒシと感じるため「早く結果を出さなければ」とプレッシャーになるのでしょう。
営業職・販売職に転職した人から「ノルマへのプレッシャーがあった」という回答が目立ったなか、「マーケティング職で、販売実績が億単位の製品の担当になり、売上を下げてはならないというプレッシャーを感じた」という回答もありました。
【5位 大きな仕事を任された】
・入社2週間目で新商品のプレゼンを任されたこと(男性、転職時28歳)
・正社員登用されていきなり主任になり、同時に会社の売上管理システムを新しく作る責任者という重い立場を任され、プレッシャーに押し潰されそうになりました(女性、転職時35歳)
「業務を理解する前に、その業務を管理しなくてはならなくなった」「入ってすぐに他の職員に講習を行ってほしいと頼まれた」など、職場や仕事に慣れる前に「負荷の高い仕事」を任されたというケースです。
「入社前の面談で、赤字店舗を黒字にしてほしいと言われプレッシャーだった」「すぐにでも管理職に登用するといわれた」という回答もありました。
【6位 前職と異なる社風】
・年功序列なので、若い人がドアを開けたりお茶を配ったりするのが当たり前という空気感がプレッシャーでした(女性、転職時24歳)
・企業風土の違いに大きな戸惑いを感じました(男性、転職時35歳)
「ドライな職場から人との関係が密な職場に転職し、営業方法や飲み会がプレッシャーだった」などの声がありました。
前職で身についた考え方について「どうしてそんな考え方なの?」と指摘され、プレッシャーになったという人もいました。
【7位 社内ルールがわからない】
・他業種からの転職であったため、その業種での常識がわからなかった(女性、転職時32歳)
・会社固有の社内ルール、手続きがわからない(男性、転職時35歳)
6位の「前職と異なる社風」とも似ているのですが、雰囲気というよりも「転職先での仕事のすすめ方」がわからずにプレッシャーを感じたケースです。
「経験者だから、何も教えなくていいよね」と言われたという人もいました。
転職先でのプレッシャー克服のためにしたことは「積極的なコミュニケーション」
続いて「転職先でのプレッシャーを克服するためにしたことは?」と尋ねたところ、回答は以下のようになりました。
7位までをランキング形式で紹介します。
1位は「積極的なコミュニケーション」です。
「転職先で感じたプレッシャー」第1位が「人間関係の構築」でしたので、コミュニケーションが1位になるのは納得です。
2位以下は「はやく仕事を覚える」「スキルを高める」と続きました。
8位以下には「耐える」「開き直る」「自分を褒める」など「気の持ちようを工夫する」回答もありました。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 積極的なコミュニケーション】
・お昼休みなどを利用して、職場の方とコミュニケーションをとっていく(女性、転職時23歳)
・部長・課長クラスの人物と積極的に話しかけてみた(男性、転職時34歳)
・相手のことをよく知るため、話をよく聞くようにしています(女性、転職時47歳)
「上司や同僚に自分から話しかける」「飲み会に参加する」「挨拶する」などの回答が寄せられました。
「職場のキーマンの人を見つけ、その人とよくコミュニケーションをとる」「優しく教えてくれそうな人と親しくなる」など、まずターゲットを決めてコミュニケーションをとった人も。
また「研修で一緒だった人たちと連絡をとり、愚痴を言い合った」という人もいました。
【2位 はやく仕事を覚える】
・とにかく仕事を覚えることからはじめました。できる業務が増えると自信も出てきました(女性、転職時28歳)
・仕事を覚えるために自分用のマニュアルを作り、わからないことはどんどん同僚に聞きました(女性、転職時34歳)
・その仕事に慣れるために、出社時間を早くして商品置き場の配置を覚えました(男性、49歳で転職)
「マニュアルを読み込む」「わからないところは遠慮せず質問する」「メモをとる」などの工夫で、仕事を覚えようと努力した人が多数。
「教えてもらった内容をノートに記入し、毎晩復習した」という人もいました。
「怒られながらも頑張ったら自然と体が動くようになった」「最初の1年さえ乗り越えれば、あとは同じ繰り返しなので、2年目からは気持ちが楽になった」という体験談も寄せられています。
【3位 スキルを高める】
・周りの誰よりも勉強しました(男性、転職時24歳)
・自分で専門講座に通い、CADの資格を取得しました(女性、転職時29歳)
・プログラミングについて通勤時間にスマホで調べ、家でもプログラミングについて学習(女性、転職時39歳)
自信をつけてプレッシャーをはねのけるため「資格取得」「専門知識の習得」「語学力アップ」に取り組んだ人も多いとわかります。
独学した人も、講座を受講した人もいました。
勉強することで「周りと知識量の差がつき、実績も残せるようになり、プレッシャーから解放されました」という体験談も寄せられています。
【4位 率先して動く】
・とにかく電話をたくさん取ったり、窓口対応を積極的にしたりした(女性、転職時29歳)
・積極的でやる気がある姿勢を見せた。何でもしますという気持ちで、何事にも挑戦した(女性、転職時32歳)
・毎日毎日飛び込み営業をただひたすら行いました(男性、45歳で転職)
具体的には「積極的に電話対応や窓口対応をする」「ひたすらアポ取りをする」「失敗を恐れず挑戦する」「面倒な作業を率先しておこなう」など。
「率先して動くことで成長できた」「周りに質問しやすくなった」という体験談が寄せられました。
【5位 丁寧に作業する】
・介護職員として一番大切な介護業務を、とにかく真摯に丁寧に行いました(女性、転職時24歳)
・常に入念な準備をする(男性、転職時28歳)
・初歩的なミスを絶対にしないようにした(男性、転職時37歳)
ミスしてしまうと「次はミスできない」など、さらなるプレッシャーにつながってしまう可能性も。
そのため「ミスしない」「丁寧な仕事」を心がけた人が多いのでしょう。
「最初は時間がかかっても、一つひとつの業務を丁寧に行うことを心がけた」「転職先のルールを丁寧に守るようにした」という回答もありました。
【6位 できないことを伝える】
・救世主が来たように扱われたので、「自分は仕事のできないポンコツ」とアピールをして乗り超えました(女性、29歳)
・できること、できないことをきちんとその都度伝えました(女性、転職時36歳)
「できないことはハッキリ伝える」「見栄をはらない」などの回答が寄せられています。
「期待ほどできないというアピールをした」「期待を薄めるようにした」という人も目立ちました。
また20位には「できることからやる(6人)」という回答も入っています。
【7位 周りに相談する】
・周りの人に自分の状況を説明し、助けを求める(男性、転職時26歳)
・できないことや不安なことは上司に相談している(女性、転職時37歳)
上司・同僚や家族など「周りに相談する」が7位にランクイン。
中には「カウンセリングを受けた」と専門家に相談した人も。
「周りに相談したことで、失敗なども受け入れてもらえた」「同期と相談し合うことで、前向きな気持ちになれた」などの回答が寄せられました。
「嫌がらせ行為をしてくる人たちがいて不快でしたが、社長に相談してリモートワークにしてもらいました」という人もいました。
プレッシャーから解放されたのは転職後5.5ヶ月
最後に「転職先でプレッシャーから解放されるまでの期間」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
プレッシャーから解放されるまでの平均期間は約5.5ヶ月。
8割近くの人が、6ヶ月以内にプレッシャーから解放されたとわかります。
一方で「仕事を完全に自分で回せるようになった3年目くらい」「10年くらいかかった」という人も。
「退職まで解放されなかった」という人が16人、「今もまだプレッシャーを感じている」という人も19人いました。
まとめ
転職経験がある500人を対象にアンケートを行ったところ、転職先で感じたプレッシャー第1位は「人間関係の構築」でした。
中途入社だと「同期がいない」「すでにできあがった人間関係の中に入っていく」というケースも多いため、プレッシャーを感じる人が多いのでしょう。
プレッシャー対策としては「積極的なコミュニケーション」を挙げた人が最も多くなりました。
また「仕事を早く覚える」ために、質問・メモ・復習などの努力をした人も。
プレッシャーから解放されるまでの平均期間は5.5ヶ月で、半年程度プレッシャーを感じる人が多いことがわかりました。
■株式会社ビズヒッツについて
当社は、派遣・パート・アルバイト求人情報サイト「Biz Hits Work(
https://work.bizhits.co.jp/ )」、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits(
https://media.bizhits.co.jp/ )」を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
https://media.bizhits.co.jp/itoyosuke_profile
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
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- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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- クラウドソーシング(Crowdsourcing)とはcrowd(群衆)とsourcing(業務委託)を組み合わせた造語であり、webサービス上のやり取りで不特定多数の人々に仕事を依頼する新しい雇用形態の一種です。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
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- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
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