写真共有SNS「インスタグラム」。
近年はFacebookやTwitterに次ぐSNSとして急速に利用者数が伸び、商品、サービスの広告のプロモーションやブランディングの一環として利用する企業が増えています。

独特の雰囲気を理解し、ユーザーの心を掴む写真をアップすることでエンゲージメントを高めることができるインスタグラムは、テキストよりも写真のクオリティが重要視されます。

今回は、インスタグラム映えする写真の撮り方をご紹介します。

1.構図を意識して撮る

写真の基本は、見せたいポイントを意識して、構図をいかに決めるかです。特にインスタグラムで使われる正方形のフォーマットは、変化がつけにくいので、普通のカメラで使われる3×2や4×3のフォーマットより構図が難しいと言われています。

インスタグラム写真の構図の基本は、「日の丸構図」でしょう。名前の通り、見せたい物を中心に持ってきます。被写体をシンプルに見せることができるので、一番伝わりやすく、撮り方も簡単です。

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日の丸構図で撮影された写真

「三分割法」も伝統的な写真の撮り方です。画面を上下、あるいは左右に三分割して、構図を決めます。こちらもシンプルですが、見る人が気持ちよくすっと引き込まれる構図です。

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三分割方で撮影された写真

構図の応用としては、「日の丸構図」と「三分割法」を基本にして、すこしだけ中心をずらしみる撮り方も面白いです。同じ構図が増えてしまう場合は少し変化をつけましょう。

2.俯瞰写真を取り入れる

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俯瞰で撮影された写真

俯瞰写真もインスタグラムの正方形フォーマットにハマります。テーブルの上で料理やブツ撮りをするなら、まず真上からの撮影を試してみましょう。テーブルフォトでなくても、ちょっと高いところに上り、俯瞰して見るといつもと違う世界が見えてきます。

俯瞰で気をつけることは、撮影するテーブルや建物などの線と、画面の枠が平行になるようにすること。そうすることで絵画のように整理された美しい写真になります。また、俯瞰の場合でも「日の丸構図」と「三分割法」を意識してみるといいでしょう。

3. 光を見極める

美しい写真を撮るために大事なのは、何といっても「光」。良い光があれば、何気なく見ている光景でさえ、人の心を感動させる印象的な写真になります。

光を見る上で、一番分かりやすいのが「逆光」でしょう。特に夕日や朝日の逆光を撮るとは、それだけで素敵な雰囲気の写真になります。風景、建物、人など、あえて逆光で撮ることに挑戦してみましょう。

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逆光で撮影された写真

逆光で気をつける点は、日差しが強い日中は、逆光で撮ると画面が白っぽく飛んでしまうことです。逆光で撮るなら光が弱くなった朝か夕方がおすすめです。

また、「窓際」も格好のシチュエーションです。窓から室内に降り注ぐ光は、適度な明るさがあり、かつ柔らかいので、良い写真を撮るには絶好の条件です。ポートレートを撮るのには窓際の光を使い、商品などのブツ撮りをする場合でも、窓際に物を置くだけで立体感のある写真になります。

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窓際で撮影された写真