人工知能と聞いて、皆様は何をイメージするでしょうか。
人工知能とは、人間と同じレベルの知的活動を行うプログラム、あるいは技術そのものを指しますが、SF映画や小説の中の近未来でよく出てくる空想の産物というイメージが強いのではないでしょうか。

SFに出てくるような、人間と同等の知能を持ったロボットなどはまだ存在していません。2014年現在、いたるところで実用化されています。

今回は、人工知能がどの程度日常生活に浸透してきているかがわかるニュース記事を集めました。
今後のインターネット事情を理解するためにも是非チェックしておきましょう。

人工知能の進化の鍵を握るのは「データ量」

人工知能は、判断の元となるデータがなければ何もできません。現在はインターネットの普及により「ビッグデータ」と呼ばれる膨大な量のデータが蓄積されており、そのデータを高いレベルで解析できる人工知能は必須の存在となっております。

URL:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1411/07/news036.htm...
東京大学スーパー准教授にして、人工知能学の権威である松尾豊氏が、ビジネス戦略家の塩野誠氏からの率直な疑問に、対談形式で答えながら未来の可能性を語ります。すぐそこまでせまってきた人工知能社会に、知的興奮が止まらない!

遂に人工知能搭載のファッションアプリがリリースされる

スタートアップ企業のCOLORFUL BOARDが、ユーザーの好みに合ったスタイリングを提案してくれる人工知能が搭載されたファッション系アプリをリリースしました。アプリ内で次々と提案されるファッションアイテムに対してユーザーは「好き」か「嫌い」かを選んでいきます。そこから導き出されるユーザーの好みの傾向を分析した人工知能がスタイリストとなり、そのユーザーに合ったスタイリングを提案してきています。人工知能の学習機能により、使えば使うほどユーザーの好みを正確に把握できるようになるとのことです。これまでになかった「自分専属のスタイリストを持てる」という概念が広まれば他のファッションアプリとは明確に差別化できるでしょう。

URL:http://thebridge.jp/2014/11/sensy
東京を拠点にしたスタートアップCOLORFUL BOARDが人工知能がスタイリストになるファッションアプリ「SENSY(センシー)」をリリースした。

Officeソフトにも人工知能の波が

Microsoft社のOffice製品にも人工知能が搭載されたようです。米Microsoft社の「Office 365」の新機能として、重要だと思われるメールを自動的に識別して振り分ける人工知能を搭載しました。現状利用できるのは「「Office 365 for Business」の契約者で、英語ロケールかつファーストリリースにオプトインしているテナントに限定される」とのことですが、今後利用できる範囲は広まっていくでしょう。

URL:http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20141112_675...
米Microsoftは11日、「Office 365」の新機能として、人工知能技術で重要メールを識別する「Clutter」の提供開始を発表した。Clutterを利用できるのは、「Office 365 for Business」の契約者で、英語ロケールかつファーストリリースにオプトインしているテナントに限定される。ほかの言語については、「ローカライゼーションが完成次第」提供を開始するとしている。

「無いと寂しくなる」人工知能を持ったスマホ登場

SHARPから、人工知能を搭載したスマートフォンが発売されました。持ち主の状態(家にいるのか、外出しているのか)や趣味嗜好を理解したうえで、その人その人にあった会話をスマートフォンから投げかけてきます。iPhoneのSiriやAndroidGoogle Nowとは違い、ユーザーが受動的になるこのスマホは、「ココロエンジン」というSHARP独自のシステムが搭載されており、まるでスマートフォンが人格を持ったかのように感じられるとのことです。スマートフォンと友達感覚で付き合う、という時代はすぐそこのようです。

URL:http://news.kakaku.com/prdnews/cd=keitai/ctcd=3147/id=4...
NTTドコモは、スマートフォンの2014-2015冬春モデル「AQUOS ZETA SH-01G」(シャープ製)の発売日を発表。11月14日より発売する。

ロボットと人間が高レベルのコミュニケーションをとる時代へ

DNP(大日本印刷)が、人とロボットのハイレベルなコミュニケーションを実現させるプラットフォームの構築を開始しました。DNPは、人間と高いレベルでのコミュニケーションを取れる人工知能を搭載したロボットができれば、人口が減少し、働き手が少なくなってきた日本でも労働資源が確保できると考え、このような取り組みを始めたようです。この構想が実現すると、いよいよSFの世界が現実になるでしょう。

URL:http://news.mynavi.jp/news/2014/11/12/129/
大日本印刷(DNP)は11月12日、人とロボットのハイレベルなコミュニケーションを支援する「知能コミュニケーションプラットフォーム」の構築を開始しすると発表した。

まとめ

人工知能が発達すると、あらゆる分野で大きな革命が起こります。下記でも紹介していますが、人工知能を搭載したスマートフォンやアプリなどもリリースされてきております。あらゆるデバイスやサービスに人工知能が搭載されると、ネットサービスのあり方も大きく変わっていくでしょう。

早い段階から人工知能の進化をチェックし、世の中全体の変化に対応できるよう心がけましょう。

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