ホームページを閲覧している時にページ上部に表示されている「http:/(https://)」で始まる英数字が「URL」という名称なのは、Webに触れたことがあれば誰でも知るところでしょう。

では「URI」という言葉はご存知でしょうか。
Web担当者やWebディレクターであれば、URLとURIの違いを知っておいた方が様々な面で助けられるかもしれません。

今回は、「URL」と「URI」の違いを解説します。

Webマーケティングのeラーニングサービス「ferret Learning」でデジタルに強い組織に

【SEOを動画で学ぶ】1日10分からのWebマーケティング学習サービス「ferret Learning」はこちら

約300の動画授業でWebマーケティングスキルアップ!学習進捗管理や演習機能、理解度の見える化機能などの学習支援機能を多数搭載

URLとURIの違い①URLはWeb上での住所

先に、URLについて理解しておきましょう。

URLは「Uniform Resource Locator」の略で、Web上にあるあらゆるファイルがWeb上のどの位置にあるのかを表したものです。
URL=住所と捉えると良いでしょう。

例えば、「ferret」という家(ホームページ)があり、そこにアクセスするために必要な情報が住所=URLhttps://ferret-plus.com/ )となります。

URLとURIの違い②URNはWeb上での名前

住所ではなくWeb上での「名前」を指すURN(Uniform Resource Name)も存在します。

名前とは言っても、対象の名前そのものではなく、Web上で対象を特定するための固有のシリアルナンバーのようなイメージです。

例えば、Amazon等のネットショップで書籍を検索すると、「ISBN」から始まる英数字の羅列という表記を見かけると思います。

あの英数字の羅列が、その書籍に割り振られたWeb上での識別番号であり、意味合い的にはURNとほぼ同じです。

ただ、URNは一般ユーザーの目に触れることはほとんどありません。
とりあえず、URL=Web上の住所、URN=Web側で認識されている名前
と理解しておきましょう。

URLとURIの違い③URIはURLとURNの総称

Untitled(3)_(3).png

URIは「Uniform Resource Identifier」の略で、Web上にあるあらゆるファイルを認識するための識別子の総称で、URNとURLで構成されています。

1つのファイルの「住所」を示すのがURL、「名前」を示すのがURNで、それらの総称がURIです。
URLとURNはURIの枠組みの中にあるため、URL=URIで、URN=URIと考えても問題ないでしょう。