マーケターや営業担当者が日々意識するコンバージョン(CV)。CVを上げるはじめの一歩として、リード、つまり見込み客への迅速なフォローアップや最初のヒアリングはとても重要になります。

せっかく興味を持ってくれたリードに対して、人手が足りずに後追いできなくて売上につながるチャンスを逃してしまうことも珍しくありません。

そこでオススメするのが、前回紹介した記事「問い合わせ対応を自動化するチャットボット」を、インサイドセールスの一部として使う方法です。

今回は、見込み客へのフォローアップや最初のヒアリングを自動で行い、CVにつなげるリード対応を行うチャットボットの運用方法を「anybot(エニーボット)」を使ってご紹介します。

目次

  1. リードへの最初のヒアリングはチャットボットで
    1. 入力するだけの問い合わせフォームからヒアリングへ
    2. ヒアリング後のフォローと情報共有は自動化
  2. チャットボットならオムニチャネルでヒアリング
    1. WebサイトからSNSまで多岐にわたるオムニチャネル
    2. 顧客情報一括管理でCVの高いチャネルを特定
  3. ヒアリング用チャットボットの利用方法
    1. ヒアリングチャットボットを体験
    2. 自社用チャットボットの利用に必要なのはたった3つ」の配信を開始

リードへの最初のヒアリングはチャットボットで

入力するだけの問い合わせフォームからヒアリングへ

Webサイトでよく利用されている問い合わせや申込フォームは、連絡先取得が目的のため、あまり細かい質問を設定せず、連絡先や基本的な質問を入力してもらうが一般的です。

しかし、問い合わせや申込フォームの代わりにチャットボットを利用すると、選択肢を表示したチャット形式で会話が進みやすく、連絡先を聞きつつ、営業が知りたい最初のヒアリング項目を知ることが可能です。

スマートフォンで操作している場合はタッチで進むため、電車の中でも、対人で会話をするように質問を聞くことができます。

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Webサイトやスマートフォンにてanybotのチャットボットを使った最初のヒアリング

ヒアリング後のフォローと情報共有は自動化

質問をすべて聞き終えた後、お客様への感謝と受領確認のメールも自動で送信されるように設定しておきましょう。

自動送信メールを送る際は、チャットボットで取得した情報を有効活用して、お客様の名前などを自動表示させて、カスタマイズしたメールを送るように心がけるようにしましょう。

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▲チャットボットで聞いた情報を反映しカスタマイズした自動送信メール例(anybot管理画面)

チャットボットで聞いた内容は、メールやslackなどを使って営業担当者に共有するように。質問で購入やサービス利用時期を聞いておくことで、後追い営業の優先順位をつけることが可能です。

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▲チャットボットで聞いた情報を反映して情報共有を行う自動送信メール例(anybot管理画面)

チャットボットならオムニチャネルでヒアリング

WebサイトからSNSまで多岐にわたるオムニチャネル

お客様と企業のオンラインの接点は、企業のWebサイトのほかにLINEやFacebookなど企業のSNSアカウントにも広がり、様々なオムニチャネルでの受付対応が求められています。

Webサイトのみならず、同じチャットボットをオムニチャネルで利用できると、統一したヒアリングが可能です。

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▲Facebookページにてanybotのチャットボットを使った最初のヒアリング
(会話画面に返答は表示されていませんが、データとしては保存されます。)

顧客情報一括管理でCVの高いチャネルを特定

オムニチャネルで営業活動を行うだけでなく、流入元が異なる顧客情報をまとめて一括管理することで、営業活動の進捗管理にも役立ちます。

csvデータを上手に利用し、営業管理システムに取り込むなどして、CVにつながる流入元のチャネルを特定することが可能です。

ヒアリング用チャットボットの利用方法

ヒアリングチャットボットを体験

実際にヒアリングを行うチャットボットを体験してみましょう!

anybot(エニーボット)では、以下のオムニチャネルでヒアリングを行っています。

Webサイト上でヒアリング(こちらから体験できます)
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・Facebook上でヒアリング(こちらから体験できます)
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・LINE上でヒアリング(こちらから体験できます)
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自社用チャットボットの利用に必要なのはたった3つ

最近のチャットボットは、開発会社に頼むことなく、プログラミング知識や開発経験がない方でも、テキストや画像の入力だけで簡単に作れるようになりました。

チャットボットを利用するために必要な情報は3つだけ!

  • お客様から聞きたい連絡先情報(問い合わせ・申込フォームなど)
  • お客様から聞きたいサービスや商品に関する質問(フォローアップ営業スクリプトなど)
  • Webサイトや、LINE、FacebookなどのSNS企業アカウント

チャットボットの具体的な作り方については、前回の記事を参考にしてください。

次回は、anybotでつくったチャットボットに入力された情報を、APIを使って別のシステムにある顧客情報と連携するやり方と、自社のデータベース構築の運用方法についてご紹介します!

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