「開放の窓」を広げるためのポイント4つ

ジョハリの窓を活用して「開放の窓」を広げるための主なポイント4つをご紹介しますので、参考にしてみてください。

1.自己開示

まずは自己開示がなによりも重要です。
自分がどういう人間なのか、自分だけではなく相手にも理解してもらわなければ「開放の窓」は広がらないからです。
ジョハリの窓を行う手順をご紹介しましたが、step1.とstep6.で自己開示を行う場面があります。
自分のことを自分も他人も理解できるように開示する、というのは気が引けることですが、自己開示をしなければなにも始まらないことを念頭においておきましょう。

2.「自分が知らない自分」に気づく

4つの窓のうち「盲点の窓」は「自分が知らないけれど相手は知っている自分」を表しています。
この窓に注目すると「自分の態度は相手にはそう見えているのか」という気づきを得ることができる、ということです。

相手から自分がどのように見えているのかを認識すれば「自分も相手も知っている自分」の領域、つまり「開放の窓」の領域を広げることができ、かつ「盲点の窓」を狭めることができます。

3.「秘密」を開示する

4つの窓のうち「秘密の窓」は「自分だけが知っている自分」を表しています。
自分のプライベートなことまですべて暴露する必要はありませんが、ジョハリの窓を行った結果、19項目の中からこの窓に該当した性格については、なるべく開示することが重要です。

「自分だけが認識している自分」を相手にも認識してもらえば「自分も相手も知っている自分」の領域、つまり「開放の窓」の領域を広げることができ、かつ「秘密の窓」を狭めることができます。

4.「自分も相手も知らない自分」に気づく

ここまでご紹介した3つのポイントを抑えていくと、自分も相手も気が付かなかったことに気がつくこともあります。
これが「未知の窓」に気がつく、ということです。
「未知の窓」に気がついて自分も相手も認識すれば、必然的に「自分も相手も知っている自分」、つまり「開放の窓」を広げることにつながります。

ジョハリの窓を行う際の注意点

複数人でジョハリの窓を行う必要がありますので、まずは誰を選ぶか、というところで困ってしまうことも多々あります。
ここで注意してほしいことは、信頼関係が築けている相手を選定することです。
ジョハリの窓を行う際は自己開示が大きなポイントとなるため、場合によっては言いたくないことも言わなければならないこともあります。
つまり、正直に相手の性格を指摘することで、傷つけてしまい、人間関係に暗雲が漂うケースもあるということです。
信頼関係がすでに築かれている相手であれば、自分のことを思って遠慮なく真剣に答えてくれるはずです。
相手を選定したらは、いいところも悪いところも遠慮なく指摘してほしいことを伝えるようにしましょう。

ジョハリの窓 Web実行ツール

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https://potect-a.com/johariwindow.html

こちらは、パソコンやスマートフォンを使用してジョハリの窓を行うことができる無料ツールです。
チェックシートなどを用意しなくてもこのツール上で簡単に診断を行うことが可能です。
使用方法も非常に簡単で、参加者を4人〜8人集めてグループを作成し、名前を記入した順に参加者に当てはまると感じる性格項目にチェックするだけ。
チェックを入れたら「次の人へ」ボタンをクリックします。
この作業を参加者全員が完了するまで繰り返すと、最終画面で参加者全員分のジョハリの窓が表示されます。